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本田圭佑 生きる力。成功体験は、情報と経験が繋がった瞬間に生まれる。

本田圭佑 生きる力。

成功体験は、情報と経験が繋がった瞬間に生まれる。

学ぶ動機は人それぞれ

2021年7月金沢歌劇場で本田圭佑氏(以下、敬称略)が代表を務めるNow Do株式会社主催で講演会が開催されました。

Now Do株式会社は、「だれもが夢を追い続けられる世界を創る」VISIONに掲げています。

ソーシャルオンラインスクール「NowDo」( https://nowdo.net/ )では、25歳未満の学生を対象に各業界の最前線で活躍するプロフェッショナルから無料で学べるLIVE講義や、学びたい子供と教えたい大人がマッチングする教育音声SNS「classroom」を主に運営しています。

また、アスリートをはじめとした各界のトップランナーの「声」が聴き放題の音声サービス「NowVoice」(https://voice.nowdo.net/) も運営しています。

「人生100年時代。大人の学習に終わりがこなくなる。」をテーマに開催されました。

本田圭佑は、サッカー選手の他にもNowDoの代表をはじめ、カンボジア代表のGMや、ベンチャー投資家としても活動を進めてきました。

2019年に千葉県幕張市ソルティーロファミリアサッカースクールとコラボした、ソルティーロGSAインターナショナルスクールを開園しました。

編集部は、金沢で開催された本イベントの様子を取材し、一部編集しました。

永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ

本田:僕の好きな言葉に「永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ」がある。

インドのガンジーの言葉です。

1日1日を大事しろ。でも、先のことまで見据えてじっくり学びなさい。
矛盾しているんです。

自分が、この感覚で生きれれば良いという座右の銘です。

今回、「人はなぜ学習(勉強)するのか?」をテーマにしました。


コロナの中で、「人はなぜ学習(勉強)するのか?」についてじっくり考えることができました。

学ぶ動機は人それぞれある。
自分が好きなように生きる。

自分自身が好きなように生きたい。
その欲望を満たすために一生懸命に勉強しているのではないか?

そもそも、人は、好きなように生きたい。
人類遡ると自分が生きたいからこそ、争いが生まれる。

相手の生きたいという姿勢を受け入れる、理性で受け入れることが公教育で一番重要ではないか?
自分が生きたいように。

これから何を学んで行けばいいのか?

明確な答えはない。
この15年でテクノロジーは大きく変わった。
僕がロシアなど海外にいたとき、スカイプは有料だった。
でも、今ではLINEで無料通話できる。

未来はわからない。

これまでは勉強に集中し大学で学んで、仕事し、引退する。
でも、Youtuberが僕より稼ぐ時代になった。
そもそも自分がアップデートし続けないといけない。

情報収集能力

例えば、情報収集能力。
何を検索して、どのサイトを見て、どのテレビを見るのか。

自分が選んだはずの情報でも、人工知能が僕らの趣味趣向を先に囲い込みし、勝手に好きな物やコンテンツを提案する仕組みになっている。

だからこそ、情報収集能力をアップデートすべき。
先回りされる情報の囲い込みをされないように、情報を見つけ、知る必要がある。

僕は、できるだけ幅広い情報を得るようにしている。
具体的には、幅広く(浅く広く)、いろいろなところに片足を突っ込む。

日本では、一つのことに集中していることが「美」とされる。
それはメディアの情報に惑わされているのではないだろうか?

成功事例が大変なキャリアのドキュメンタリーとして報道される。
「やっぱり成功するのはひとつのことに集中するからなんだ」と。

その人たちが「自分らしく生きたい」として、自分の努力をひとつの情報に委ねること。
ひとつの情報を元に「ひとつのことに集中」すること。

実は、それが情報収集能力を下げてしまう。

プロセスの中で、広く浅く情報を集めても最終的には、集中する。
僕らは、情報にバイアスがかかっていることに気をつけなければいけない。

Q&Aセッション

講演後半は、会場とオンラインから質問を受け付け答えていきました。
司会は、NowDo株式会社取締役副社長兼COOの鈴木良介氏(以下、敬称略)

Q,学校の勉強は必要ですか?

本田:他者、友達のやりたいを学びにいく。理性を育むことが学校の本質。基本的な教科は、必要だ。

なぜ、それを勉強しているのか?
それが抜け落ちている。

なぜそれを学ぶのか?を30分でも自分で学ぶことは自分でも学ぶ。

大人でも自分でも必要だとわかるから、お金払ってもやる。

なぜ、宿題をするのか?
その子の個性に合わせて、説明した上で勉強する理由を理解してほしい。

鈴木:本田さんは、どのように勉強に向き合ってきましたか?

本田:サッカーが好きだったから、サッカーに向き合ってきた笑。その子、その個性に合わせて興味を引けるようにサッカーと算数がどのように繋がっているのかを教わりたい。

Q,学校で生き抜く力、教員ができることは?
本田:学校の先生は、犠牲者。
国から、お金が回ってきていない。クラスに40人もいる。

先生は、やりたい授業と現実にジレンマを抱えていると思う。
本当に、日本の公教育は板挟みになっていると思う。

教えなければいけないことがあり、教えたいこともある、でも時間は足りない。

本質では、やれることはもっとある。

Q,本田さんはどのように情報収集していますか?
いろんな国でプレーすることで実際にその国の文化、歴史を学び、日本と比較できる。
海外の英語のサイトを見ている。
日本のニュースを日本語で見ないようにする。

外国人向けの情報をフラットな情報として知ることができる。
例えば、先日はスーダンとエジプトがナイル川の取水制限で国際問題になっていました。
アゼルバイジャンも戦争していた。

点のように情報を集め、話を集めている。

どこで役立つかわからない情報をスタンフォードの卒業式でスティーブ・ジョブスが話した。
▽ スタンフォードの卒業式でスティーブ・ジョブスの講演:同大学公式Youtubeより引用。

人生、その情報と経験がどのように繋がるかわからない。

情報と経験が繋がった時に成功体験になる。

Q,夢が持てない大学生
本田:
そもそも、夢の定義がある。

大きな夢だけではなく、自分の好きなこと、時間、人、自分が得意なことなどちょっとした目標が夢と言ってもいいのではないか。

僕の小さな夢。
それは、コロナ終わったら大人数でBBQをしたい笑。

Q,限られた時間の使い方
一年ごとに振り返って反省するのですが、やりたいことをまだできていない。
どうやったらできるか、をできる方法を探す。

中には、できることもある。そこで成功体験をつかむ。

自分の時間は限られている。
そのために仲間を作ること。

同じ熱量で夢を語り、説得し、巻き込むことで限られた時間は、限られなくなる。

Q,日本の受験制度について
本田:大学行っていないので、受験生になったことがないのでわからない。

例えば、勉強だけやって良い大学に入った。
その後、どうしたいのか?目的は?
社会の変化するスキームに勉強が紐づいていない。

受験システムは、良いとして、就職して、社会に接するための中身。
一生懸命やっている受験に関わる内容が、果たして社会の変化に合わせたアプローチになっているのか?

例えば、受験でパソコンは、使われていないよね。

Q,具体的に生きる力とは
本田:情報を集めて自分で考えて、勉強したり、行動を起こす。
そこが最も生きる力。

その先にプログラミングや英語、コミュニケーション能力は、自分で決める能力。
毎日、状況が変わって日々、これ勉強しなさい、ということはない。

情報を常に自分なり解釈して行動にできる力が必要が力だと思う。

Q,世界中で仕事をしてきた本田さん、人に影響を与えられる、共通点とは?
本田:自分がやりたいと思ったことを2、3人に納得させるリーダーシップ、コミュニケーション能力、そして、巻き込むための能力だと思う。

もちろん、口だけではなく、行動できる人。

行動できる人はいるけれど、説得もできないといけない。
そのためには、情報を見ないといけない。

Q,日本が海外からどのように見られているか?
本田:僕の主観では、アメリカは大国で強い国なので、正直、日本を相手にしていないでしょうね。
アメリカ人で日本大好きな人も多いけれど、日本という国は、大国だとは思っていないと思う。

本当に言いたいのは、日本には、危機感が足りなさ過ぎる。
70年前、日本は戦争をしていた。

今後、争いに巻き込まれないように日本は、危機感を持つ必要がある。

Q,周りの意見、比較が気になる。
本田:
いい意味で比較は必要。
メッシと比較などは、良い。しかし、ネガティブな比較は、都合良く意識していく。

ネガティブな比較や情報に接しないようにコントロールしていく。

自分なりにネガティブな比較を避け、情報が入ってこないようなコツを習得できる。

Q,目標を立てる際に気をつけること。
本田:目標を立てた時に、周りが受け入れることは、目標として立てないようにしている。
バカにされる、やめとき、と言われるような目標を立てるようにしている。

今でも目標を立てるポイントだと思う。

モチベーションを上げてくために僕はそうしている。
これも人それぞれ。

Q,本田さんも親として子供にどのような導きをしていますか?
本田:人格的な部分では、弱い物いじめをしない人になってほしい。

低いところで人の目標、足を引っ張ったりするのは魅力的ではない。
長男には、自分より強いやつと喧嘩しろ。と。この言葉は、僕も祖母から聞いてきた話。
弱いものいじめをしない人になって欲しい。

鈴木:最後にメッセージをお願いします。

参加者へのメッセージ

人生思い通りにいかないからこそ熱くなれる。
限界を作るな。困難を楽しめ。

取材協力:NowDo株式会社
取材・記事:村田学
写真:山岸政仁

結論:もういい加減、子どもたちと大人たちでは危機感が違うのである

教育はなぜジャンプしなければならないか?

教育ガラガラポンproject 代表
電通 クリエーティブ・ディレクター 福田 崇

日本は幸いなことに一国の島国の中で経済が回っていた。

それがもうそうでなくなることは大人は全員わかっているのになんか見て見ぬふりをしている。僕もそのひとりだったのかもしれない。2019年に教育ガラガラポンプロジェクトを立ち上げて、生の中高生の声を聞くまでは。

ダボス会議の話 2019年に僕は3度それを中高生が言うのを聞いた

新しい教育を研究するプロジェクトを立ち上げた2019年に学生たちがプレゼンテーションをする場面に3度参加し3度とも同じ数字を目にすることとなった。それは65という数字。2013年のダボス会議において、「未来の仕事の65%はまだ存在しない」という報告がされた。

この数字は未来に不安を持ち、自ら道を拓こうとしているプレゼンテーションの主体である中高生にとっては大いに力を与えるものだったに違いない。そして、それは、「未来を見て見ぬふりしている大人たちよ、頼むから私たちを放っておいてくれよ、邪魔だけはしないでくれよ、自由に未来をつくらせてくれよ」と言っているように僕には聞こえた。

実際、大人たちは子どもたちに有利な未来の前提をつくれていない

・日本の少子高齢化=世界最先端で進む少子高齢化・人口減少は確定的な未来

・日本の相対的安い国化=G7で唯一GDPが増加しない国

1人あたりGDP 成長率 G7 OECD データより作成・著作:株式会社小川製作所より引用

・増え続ける国の借金1,200兆円超=MMTなど議論はあるが未来に対してプラスなわけはないなどなど

どう言い訳をしても、子どもたちがいつでも日本を脱出できる準備をすることを止めることはできないのである。なのに、日本の教育は、いまだに日本という島国に一生暮らすことを前提としている。

加えて言えば、いまだに日本という国にとって、都合の良い人材育成を求めている。極端な話、髪の毛は黒じゃなければならない、ツーブロックは事件に遭うから禁止なのだそうだ。

未来をつくるための教育をはじめよう!それがジャンプだ!

というとすぐに英語教育だ!というのは、僕を含めた英語が満足にできなくて旅行ではなく生きるという意味で日本を出ることができなかった大人のたちのコンプレックスだが、これまで出なくても生きられた大人たちの考えはまだまだ緩くて、小学校から始まる英語のカリキュラムは対症療法に過ぎない。

そこで注目されているのがグローバル教育を提供するプリスクールの存在である。日本では認可外保育園という扱いになるが、ここには法律の縛りがないため、英語での授業を学校によっては外国籍の子供達と一緒に学べる機会が急増し、いまや全国には800校をこえるプリスクールが英語で授業を行なっている。ところが、小学校入学前にネイティブの英語を身につけた子どもたちは、「小一の壁」に阻まれ、英語能力を小学校の間にほぼほぼ忘れてしまうのである。

参照記事:プリ・キンダー卒園児の英語力が恐ろしく落ちる「小1英語の崖」

未来教育>英語教育 そこにジャンプがある

未来に資する教育を→親が英語ができなかったから英語やらせよう→結局習い事と変わらない→ピアノをやめたら弾けなくなるように、英語環境を失ったら忘れる・・・

これは教育ではなく、習い事だ。教育とは、「人生を充実させ死ぬまで尽きない資力=考え方を養うこと」であるはず。

受験、偏差値教育は知識はため込むが、ある一定以上ため込まないと、その使い方にはなかなか気づけない。例えば、世界史を暗記しても、カトリックの国に旅行に行って壮麗な大聖堂を見てこれがどういう背景で建造され、現地の人たちにとってどういう存在なのかについて考えを巡らせることは、ある一定以上の知識をため込んだ上で、さらに自分で気づかない限りはできない。

日本の教育の問題点はある一定以上の暗記をできない限り、その先にある深みに連れていってもらえないことであり、多くの子どもたちは学びを学ぶ前に脱落する。

未来教育をはじめよう

「未来教育」というのは、この新しいメディア「eduJUMP!」のキーワードであり、僕がつくった言葉でもある。この言葉の背景には、日本を代表する国際バカロレア教育の研究者である大迫弘和氏の言葉がある。

私たちの文化は世界の数あるものの一つである=One of Them

と同時にこの地球はひとつにつながった=Only Oneのものである

この関係が心底わかることが、グローバルな教育の目的である。

僕は、冒頭でこれからの子どもたちが日本を脱出する準備をし、グローバル社会で生きる学びを始めるのを大人は邪魔してはならない、と述べたつもりだ。そのために、One of Them Only One (Earth) を知るのは必然で、それをダイバーシティと呼ぶ。例えばダイバーシティという言葉は日本でもいまや市民権を得ているが、なんとなくそういう感じだから従わなければならない、と思っているから日本は世界最低レベルの女性の社会進出状況=ジェンダーギャップ指数が一向に改善しない。

ニーズのないダイバーシティはニセモノだ。

超極端な話(僕はまったくそう思っていないが)、現在の日本という島国にはダイバーシティは必要がないから日本の女性社会進出状況は最低レベルのままなのだ。だからいいじゃないか。とその大人たちが死ぬまでは通用するかもしれないが、子どもたちはその後の社会を生きるのだ。その子どもたちのために教育はあるのだ。

そのニーズを大人たちが想像することを拒否した結果、もし教育が目をそらしたら、日本はさらに40年遅れる。

教育は未来づくりだ。

これを読んでいるあなたは自分で未来をつくろうと奮闘しているはずだ。さらに親として、子どもの未来と向き合っている人も多いだろう。わからないことだらけだけれど、子どもにいい未来を与えてあげたいと必死に考える。だけど、その途中で、この国の教育はどうやら子どもの未来にとっての最適解ではないのかもしれない?と気づくかもしれない。

あれ?日本の教育は全部、主従が逆だ。本当なら、学ぶニーズがあるから学ぶことが、テストや受験をニーズに暗記大会が行われ、偏差値がそれを冷酷に評価する。何より、学校で学んだことが社会で役に立たないことはこの国では常識とされる。先生は壇上から一方的に授業という暗記課題を黒板に板書し、生徒は暗記課題をノートに書き取り、テストのために脳ミソに焼きつける。テストでいい点をとることがゴールで、人生とはまったく関係がない。ドラえもんの暗記パンが欲しくなるような教育は教育ではない。

何のために学ぶのか?

それは、人類の進歩の結果、ものすごく小さくなった地球、どこにでも行ける地球、コロナウイルスや海洋性プラスティックのようにどこかの何かが地球全体の運命を左右する地球=Only One Earth、その中で自分の立ち位置、使えるリソース、文化、歴史=One of Themである我が日本をしっかり認識し、それに固執するのではなく=Diversity、世界の中で自分がどう生きる意味があるのか、自分は何ができるのかを自分が起点となって考え、学び、日本に世界に貢献できる自分が一番輝き幸せになる姿を追求していく。

いま、「えっ、そんな気持ちで生きたことないよ」と思った大人たち。いま、未来に不安を持ち、自ら道を拓こうとしている子どもたちのプレゼンをぜひ聴きに行ってほしい。「未来の仕事の65%はまだ存在しないんだから、お願いだから邪魔だけはしないでほしい」という子どもたちの叫びを聞いてほしい。大人たちがここまで生きてきた地球、日本と、現在の状況は驚くほど異なる。前提が違うのだ。残念ながら我々大人たちは、これからを生きる子どもたちに不利な前提しかプレゼントできなかった。教育ぐらい今からでも遅くない、可能性を与えてあげなければならない。

教育の主体は大人や国ではない。未来をこれからつくる子どもたちだ。

そのために、いまこそジャンプしよう。


福田 崇
教育ガラガラポンproject 代表
電通 クリエーティブ・ディレクター
カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル 2015 審査委員

学術的に証明。探究型学習は、幼児から算数・科学の思考を高める!【Education Week発】

探究型学習とは?

本記事は、Education Weekより翻訳、掲載許可を受け、eduJUMP!編集部が翻訳し、掲載しています。

文部科学省も2020年に探究型学習を取り入れた「学習指導要領」に改定しました。
なぜ、探究型学習が取り入れらたのでしょうか?

探究型学習の効果を学術的に調査する中で、eduJUMP!編集部は、Education Week誌のある記事に注目しました。

Sarah D. Sparks著 ”Students Learn More From Inquiry-Based Teaching, International Study Finds”です。


研究によると、幼児、小学校低学年を対象とした数学や理科の授業では探究や問題解決をベースにした授業を行うことが有効です。

プログラムやアプローチは異なりますが、研究者は下記の共通点を見つけました。

【共通点】

– 生徒は、質問や問題を提示され、それを解決したり説明するために協力して取り組む

– 生徒は、問題を調査するために、信頼できる情報源を探し、自分でデータを収集したりすることを学ぶ。

– 生徒は、他人と協力して理論や説明を創造する。

– 教師は、生徒が学習した内容や活動を完結するまでに活用したプロセス、概念や生徒が将来的に同様の問題を解決する際に関連付けを前提に探究学習の時点で指導と土台を築く。

国際的な研究によると、数学や理科を探究や問題解決型で学ぶと幼児、小学生にも効果的であると検証されています。

米州開発銀行の教育エコノミストのEmma Näslund-Had-ley氏とRosangela Bando氏、カリフォルニア大学バークレー校のPaul Gertler氏は、南米4カ国で調査を実施しました。

対象となるのは、算数と理科のプログラムで探究型の学びを導入している初等教育です。

探究型の研究結果

対象国は、アルゼンチン、ベリーズ、パラグアイ、ペルーの4カ国で、17,000人以上の生徒を対象に10回の無作為な比較実験を行いました。

研究者たちは、年長、小学3年生、4年生のクラスを2つのグループに分けて実験を行いました。

1.探究型の授業を行うクラス

2.一般的な数学と理科の授業を行うクラス(教師による講義、暗記、演習)

1.2のグループ分けは、無作為に割り当てられています。

調査では、米国およびアメリカ大陸の多くの学校が、特に算数と理科て、問題解決型および探究型の学びを実践し、より良い学びにしようとしていました。

研究は、算数と理科の探究学習の無作為調査は、最大規模であり、小学校だけでなく、年長も対象とした初めての調査でした。

探究学習と標準的な授業の違い

探究学習と標準的な授業では、授業そのものが大きく異なりました。

「標準的な理科の授業で子どもたちが実験をした場合、先生がクラスの前で実験をし、子どもたちは実践的な学習の機会がありませんでした」とナスランド・ハドリー氏は言います。

例えば、一般的な数学の授業では、教師が定義を説明し、基本的な問題を示し、生徒は残りの時間で問題を練習してから小テストを受けます。

探究型授業では、半袖と長袖の生徒の数を比較しました。

半袖と長袖のシャツを着ている生徒の数や、教室内の似たような例を比較して、生徒に概念を考えさせた後、生徒同士がペアになって「比率」の定義を考えました。

クラスでは、長さの異なる色つきの棒を使って机の大きさを測り、単位長さと必要な棒の数の関係を調べるなど、実生活で比がどのように使われているかについての演習を行いました。

その後、教師とクラスで結果を話し合い、比の概念の定義を決めていきました。

世界で探究学習が小学校から導入へ

探究型・問題解決型の学習は、近年、アメリカの学校では「コモンコア・コア(日本の学習指導要領)に相当」や「次世代科学基準」をきっかけに、世界中の学校でも行われています。

Emma Näslund-Had-ley氏とRosangela Bando氏、カリフォルニア大学バークレー校のPaul Gertler氏ら研究者は、各グループの算数と理科の標準テストの得点範囲を、探究型授業を始める前と7ヶ月後を比較しました。

その結果、週に4日以上、探究型授業を実施したクラスでは、標準的なクラスの生徒に比べて、数学と理科の成績が大幅に向上したことがわかりました。

探究型授業を受けた生徒の平均的な成績は、理科では標準型の授業を受けた生徒よりも標準偏差で0.14、算数では標準偏差で0.18向上しました。

学年や国を問わず、年長も含めて、探究型の授業から同様の効果が得られました。

本研究時に、就学前の年長を対象にしたところ「政府から『就学前の年長は、探究型授業はできない』と言われました。

しかし、今回、幼児でも科学者のように考えることは可能だと検証されました。

「幼い頃から、暗記させることなく、科学的・数学的思考を身につけさせることは、可能であることが明らかになったのです」。

探究型の算数と理科の授業を4年間続けた場合、平均的な生徒の成績は、算数では標準偏差の5分の2近く、理科では5分の1以上向上すると推定されています。

*標準偏差とは、あるテストの点数がどのように変化するかを示す指標です。

このように探究学習は、数学、理科をはじめ児童に効果的であると検証されています。

出典元:Education Week SPOTLIGHT 2021
https://fs24.formsite.com/edweek/images/8-15_InquiryBasedLearningSpotlight_Sponsored.pdf
Published on October 8, 2019

Education Weekより翻訳掲載許可を受け、eduJUMP!編集部が掲載しています。

リサーチ・翻訳:小澤玲子、編集:村田学

インターナショナルスクールフェア 参加校決定!

国内最大級のインターナショナルスクールフェア 参加校決定!

2019年に開催し、盛況すぎてウェイティングが数百組に上ったため、オンラインでも配信された本フェア。

▽ 3年ぶりにオンラインで開催が決定しました。

https://istfair.mystrikingly.com よりお申し込みください。

参加校が決定!

午前の部は、保育・幼稚部のみとなりました。
*小学部は午後の部に移動しました。

【保育・幼稚部】

ヒロック幼稚部
kodomo EDUインターナショナルスクール
アオバ ジャパン・バイリンガル プリスクール
キンダーキッズ インターナショナルスクール
ジンボリーインターナショナルスクール
GSAインターナショナルスクール
ソルティーロ GSAインターナショナルスクール

【初等部】

神石インターナショナルスクール
キャピタル東京インターナショナルスクール
(2022年度初等部開校、23年度幼稚部、中学部、26年度高校部)

【中等部・高等部】

インフィニティ国際学院 中等部(2022年度開校)
白馬インターナショナルスクール(2022年度開設準備中)
国際高等学校(2022年度開設準備中)
ICT 国際高等専門学校
ハロウ安比校(2022年度開設準備中)
ムサシインターナショナルスクール
Crimson Global Academy
ローラスインターナショナルスクール

第二弾 参加校公表は、10月13日を予定しています。

参加校は変更になる場合があります。ご了承ください。

リーダーを生み出す世界的な私立学校のネットワーク「ラウンドスクエア」

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リーダーを生み出す世界的な私立学校のネットワーク「ラウンドスクエア」

日本の一条校でも国際的な教育はどんどん広がる

グローバルな教育は、インターナショナルスクールや留学をしなくては得られないのかというと、そんなことはありません。

まずは子どもたちの日常生活の中に、多様性や海外に触れることができる環境が重要ですよね。

いわゆる日本の一条校(日本の指導要領に沿った教育を行う日本の認可校)でも、それぞれのアプローチ方法で、生徒たちが日本の外に目を向け、世界との違いを体感したり、興味を持ったりできる機会を増やしています。

そんな日本の学校のグローバル教育も少しずつご紹介していきたいと思います。

世界50カ国200校以上が加盟の「ラウンドスクエア」

国を超えて私立学校を結ぶネットワークの代表的なものが「ラウンドスクエア(Round Square)」です。世界50カ国から約200校が加盟している大きなネットワークです。

写真はイメージ画像です。Photo by Brooke Cagle on Unsplash

1966年にドイツの教育者であるクルト・ハーン氏が、次世代の国際的リーダーの育成を目的として、8カ国29校による国際的私立学校連盟を設立したのが始まり。

1967年には、ハーン氏が設立したGordonstoun School(スコットランド)で第1回目の国際会議が開催され、その会議が「ラウンドスクエア」と名付けられたことから、それがネットワークの名前となりました。

ちなみにこの「ラウンドスクエア」とは、このGordonstoun schoolにある17世紀に建てられた円形の建物の名称です。環状のテーブルにみんなが座り、誰もが公平で平等である、という会議のイメージでもありますね。

写真はイメージ画像です。Photo by Jorge Fernández Salas on Unsplash

加盟校はラウンドスクエアの基本理念を体現するために、国際交流や奉仕活動に取り組んでいくことが期待されています。そして、そうした活動や交流により、国際社会で活躍できる若者を育成することを目的にしています。

ラウンドスクエアの基本的な精神 「I.D.E.A.L.S.」

 Internationalism 国際理解

 Democracy 民主主義の精神

 Environment 環境問題に対する意識

 Adventure 冒険心

 Leadership リーダーシップ

 Service 奉仕の精神

地域会議、国際会議でグローバルな問題を議論

加盟校同士での交流は活発に行われていますが、ラウンドスクエアで重要なのは、毎年10月に開催される高校生対象の国際会議です。さらに、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニア・東アジアなど地域別の会議も毎年開かれています。加盟校は、これらの会議に数人ずつ代表者を送ることになっています。

▽ 公式インスタグラムに投稿された2019年に開催された国際会議の記念写真。

 

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開催場所は、毎年異なる国。運営も、基本的には開催される学校の生徒や教師が主体となって、ラウンドスクエアの理念に基づきながら行われます。

国連の会議さながらに、世界中から加盟国の生徒たちが集まり、環境や国際問題などをテーマに、ディスカッションや研究発表、奉仕活動、アドベンチャーなど様々な活動を行います。

さらに4月には、中学生対象のジュニア会議も開かれています。

世界中の高校生が集まって、一緒に日々を過ごす国際会議(写真提供:八雲学園)

やりとりはもちろん、共有言語である英語。

英語が母国語でない各国の生徒たちだからこそ、英語を通して思いを通じ合わせようと努力をしあいます。そして、グループワークやディスカッションを行いながらも、互いを理解しようという気持ちもさらに生まれてくるのです。

コロナ禍では、実際に集まることはできなくなっていますが、コロナ前までは日本のラウンドスクエア加盟校も各校数人ずつの代表者を出し、国際会議に参加しています。

「ラウンドスクエア」校同士の交流

会議以外にも、加盟国の生徒たちが発展途上国を訪れて地域のための奉仕活動などを行う「サービスプロジェクト」も行われています。

さらにラウンドスクエア校同士では短期から長期の留学や、学生や教師の訪問など、加盟校同士で直接コミュニケーションを取ることもできます。例えば、ある国に研修旅行があるので、その時にちょっと現地のラウンドスクエア校に寄ってみよう、などということもあちらこちらで起きているそうです。

国際会議で、自国の文化を紹介する八雲学園の生徒達(写真提供:八雲学園)

また、コロナ禍では国際会議に集まることができないので、オンラインでの交流も盛んに行われ、国を超えて共に社会課題について議論をしたり、互いの国についてプレゼンをしたりという機会も持たれています。

私立の中高一貫校、八雲学園は2017年4月にラウンドスクエアに加盟。国内で2番目に加入した学校となりました。

八雲学園は、ラウンドスクエアに加入したメリットをこう話します。

「様々な国の生徒と交流できるので、学校にいながらグローバルな雰囲気を味わうことができる点です。また、国際会議に参加した生徒たちが中心となってラウンドスクエア委員会がつくられ、学内でもラウンドスクエアで行われるバラザとよばれる会議を生徒たちが行うようになりました。コロナ禍の現在、メールでカナダの学校と交流をしています」

国際会議に参加した生徒が、帰国後にさらに学内でその様子を伝えて広がっていく。(写真提供:八雲学園)

国際会議に参加した生徒が、帰国後にさらに学内でその様子を伝えて広がっています。

これまでも国際会議の参加だけでなく、アメリカやオーストラリアなどの加盟校と交換留学を行ったり、香港の学校を訪問したり、アフリカの加盟校から八雲学園に訪問があったりと、積極的な交流を続けています。

日本のラウンドスクエア加盟校

現在、日本国内でラウンドスクエアに加盟しているのは7校(2021年9月現在)。

 ・玉川学園(東京)
 ・工学院大学附属中学校・高等学校(東京)
 ・啓明学園(東京)
 ・八雲学園(東京)
 ・西町インターナショナルスクール(東京)
 ・関西国際学園(大阪)
 ・リンデンホール中高学部(福岡)

ちなみに加盟校になるには、ラウンドスクエアの理念にあった教育を行っているのかどうかの厳しい審査があります。日本での加盟校も年々増えてはきていますが、爆発的に増えないのは厳正な審査が行われているから。審査を終えるのに数年かかる場合もあるそうです。

だからこそ、ラウンドスクエアに加盟している学校は、それだけ積極的に国際教育に力を入れている学校とも言えるでしょう。

国内で私立校の進学を考える際には、ぜひこのキーワードも覚えておいてくださいね。

参考:ラウンドスクエア(ROUND SQUARE)

https://www.roundsquare.org/

著者:岩辺みどり
一橋大学社会学研究科地球社会専攻修士課程修了。日経系列の出版社で雑誌編集記者とし て経験を積んだ後、退社し、独立。学生時代にオーストラリア、アメリカ、イギリスなど に留学し、20カ国以上を旅する。多様性のある社会をテーマに、ビジネスからライフスタ イル、教育まで幅広く取材、執筆する。二児の母。

10月23日(土)インターナショナルスクールフェア開催!

第一弾!10月23日(土)インターナショナルスクールフェア開催!速報で入ったあのスクールも参加!

10月23日オンラインで開催!保幼小中高とプリスクールからインターナショナルスクール、そしてボーディングスクールが集結!

インターナショナルスクールフェアは、英語で学ぶことができる国内のインターナショナルスクール、プリスクール、寮のあるボーディングスクールを紹介する生徒・保護者向けイベントです。

インターナショナルスクールフェア 10月23日(土)開催!

2019年に開催し、盛況すぎてウェイティングが数百組に上ったため、オンラインでも配信された本フェア。

▽ 3年ぶりにオンラインで開催が決定しました。

▽ お申込みは、こちらの告知サイトよりお申込みください。

https://istfair.mystrikingly.com

来週の第二弾、第三弾で参加校が公表されます。
注目の参加校は、2022年開校予定の「速報」を数々お伝えしてきた編集部が、協力をお願いしている参加校といえば、予想ができますね。

あのボーディングスクール、あのインターナショナルスクール、あの名門校が登壇します。

10月23日(土)午前・午後のスケジュール

午前の部 9時30分から12時00分まで
午後の部 13時00分から15時00分

対象:午前の部 保育・幼稚部・初等部に入学を検討しているご家庭を対象
午後の部 中学部・高等部に入学を検討しているご家庭を対象

参加:オンライン配信
*オンライン個別相談は、参加申込み者、先着順でご案内いたします。
参加校によっては、個別相談がない場合もあります

1.開催背景

この10年の日本におけるインターナショナルスクールの発展は目覚ましいものがあります。
またこの先の10年でも、ボーディングスクールを中心とした海外からの日本進出が続きますが、それは世界的なインターナショナルスクールの成長の一部と言えます。

本フェアではそれら世界の潮流と日本で起きている大きな波を広く社会に発信し、皆様の理解に役立て欲しいと考えております。

2021年10月23日(土)にインターナショナルスクールが集結したインターナショナルスクールフェアをオンラインで開催したします。
対象学年は、午前と午後の部で分けており、今後の進学先を知るイベントです。

2.国内で続々と開校する寮制のボーディングスクール

eduJUMP!編集部の調べでは、2000年以降、国内に開校する寮制のボーディングスクールは、増えています。

特徴として、寮制にすることにより勉学と課外活動などに集中でき、学びの質が高まること。
団結力とコミュニケーション能力を高め、リーダーシップなど切磋琢磨する環境に注目が集まっています。

2022年は、国際高等学校、ハロウ安比校、白馬インターナショナルスクールと3校が準備を進めています。

英語で学ぶ国際バカロレア、ケンブリッジ国際と国際標準の学びが注目を集めています。

2000年以降に開校した寮制の教育機関
2006年 海陽中等教育学校(愛知県)開校
2014年 UWC ISAK Japan(長野県)開校
2018年 国際高等専門学校(石川県)開校
2020年 神石インターナショナルスクール(広島県)開校
ーーーー現在ーーー
2022年 国際高等学校(愛知県)開設準備中
ハロウ安比校(岩手県)開設準備中
白馬インターナショナルスクール(長野県)開設準備中
2023年 ラグビー校(千葉県)開設準備中
2024年 神山まるごと高専(徳島県)開設準備中
開校年未公表 滋賀県立高専(滋賀県)開設準備中

寮制のボーディングスクールが増えている傾向にあります。
本イベントでは、その理由と教育的な効果を知ることができます。

3.2030年に生徒数1000万人に!世界で急増するインターナショナルスクール

eduJUMP!の調査によると英語で学ぶプリスクールで学ぶ乳幼児は、国内で800園、約6万人が在園しています。

矢野経済研究所によると2020年国内プリスクールの市場規模は、480億円であり、年々増加しています。

この背景には、小学校の英語科目化、帰国生の低年齢化と増加、外国人労働者の増加、保護者の教育ニーズの英語化、世界基準の学びのニーズに変化しています。

国内で世界基準のカリキュラムを採用する教育機関が増えており、乳幼児の教育機関は、幼稚園、保育園、こども園と異なる第四の軸として英語で学ぶプリスクール(以下、キンダーガーテンなどを含む)が台頭しています。

参加希望のスクール様へ

本イベントに参加希望のスクール様は、下記メールアドレスに「出展希望」とご連絡ださい。
メールアドレス:info@edujump.net

なお、本イベントを主催しております一般社団法人 センターフォーイノベーションは、非営利法人ですが、活動協賛金をお願いしております。

プレス・メディア様

本イベントは、オンラインで開催されますが、10月23日(土)当日、配信本部の名古屋商科大学 東京キャンパスで取材をすることができます。

また、イベント開催前後もご興味のあるスクール、登壇者にインタビューをすることができます。
取材は、こちらのメールアドレス(info@edujump.net)に御社名、メディア名、ご担当者名をご記入し、「インターナショナルスクールフェア取材について」とご連絡ください。

主催:The Center For Innovation
メディア協力:eduJUMP!
The International School Times
後援:学校法人栗本学園
国際高等学校(開設準備中)
協賛:GLOBAL STEP ACADEMY

 

 

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“東京都三鷹市にあるMusashi