【連載3】ドイツ母子留学 日本の公立からドイツの小学校へ挑戦!

連載各回目は、こちらをご覧ください。
1.コロナで閉ざされたドイツへの道はこちらをご覧ください
2.なぜ「This is ちぎれてる~。」がバイリンガルの通過点なのか?
3.コロナが直撃したドイツへの道
4.最強のトリリンガルとは?
5.第2外国語としてドイツ語をスタート


我が家はドイツのベルリンへ親子留学予定でした。

新型コロナの影響で延期し、娘は公立の小学校からインターナショナルスクール(以下、インター)へ転校しました。

今は、渡独のタイミングを検討中です。

なぜアメリカやカナダといった英語圏ではなく「ドイツに留学するの?」と多くの人に聞かれてきました。

我が家も最初は、私が長期滞在した事のあるカナダ、親戚がいるオーストラリアで考えていました。

現時点では、滞在期間が読めず、長期で滞在する事になる場合には、他の国でも働けるような選択肢もあれば良いと思いました。

その観点でビザや永住権について調べると、ドイツは色んな可能性がある事が分かりました。

要件はありますが、比較的ビザが取得しやすく、留学生でも公立の学校であれば、大学院まで学費は無料です(※例外あり、州によっては有料)。

一概には言えませんが、5年以上滞在すると、永住権を取得出来る可能性もあります。

海外の学校を卒業してその国で就職したくても、ビザの習得が難しく、日本に帰国せざるを得ない話を聞きます。

永住権があれば、就職する際にドイツか日本か選べます。

ドイツ語は、スイス等でも使われており、日本人が思っているよりは汎用性がある言語です。

例えば、オランダもビザが取得しやすいですが、オランダ語はオランダでしか使用されていない事もあり、我が家はドイツを希望しています。

それでも、ドイツ語よりは英語を身に付けさせたいと思う親は多いでしょう。

私はドイツ語と英語の両方をやれば良いと思っています。
ドイツでも、日本と同じように学校では英語が教科としてあります。

求められるレベルも日本よりかなり高く、中学卒業試験は、数学・ドイツ語・英語の3科目です。

日本語と英語は、文法が全く違いますが、英語とドイツ語は似ています。
ドイツ語、英語のどちらかの言語が出来れば、もう一方は習得しやすいのがメリットです。

私は、英語はある程度出来ますが、ドイツ語はほとんど分かりません。
それでも文法書を見ると、英語とかなり似ているので、覚えやすいと感じます。

全く英語の出来ない人がドイツ語をやるよりは、早く習得出来るだろうと考えています。

ヨーロッパでは、何カ国語も話せる人が多いのは、ほとんどの言語の文法が似通っているからです。

習得する順番としては、ドイツ語の方が難しいため、英語を学んでからドイツ語を学ぶ方が習得しやすいと考えられています。

我が家の計画は、ドイツで娘はインターで英語を学び、2-3年後に公立校に移れば効率的だと考えていました。

コロナで結果的にドイツ行きは延期になり、日本の公立の小学校から日本のインターへ転校しました。

我が家は、日本の教育と働き方を考えた結果、色んな道を模索中です。

日本は、今でも世界第3位の経済大国であり、安全で住みやすい国です。

しかし、教育については、公立校の教育は昔とあまり変わらず、語学とICT教育は他の国と比べると遅れています。
また塾代や学費等、教育にお金がかかります。それも少子化の原因の1つと考えています。

海外では、塾がない国の方が多く、ヨーロッパの多くの国では、日本ほど学費はかかりません。

日本は、アメリカと比べると学費はかからない方ですが、塾代と学費の負担が少ないのは、その分税金が高い事を考慮しても、良いと私は感じます。

働き方の面では、私は旅行や輸入の会社で働いてきましたが、残業が多く、充実していると思いつつも、毎日が仕事だけで終わる日々に疑問も抱いていました。

仕事柄、海外の取引先と頻繁にやり取りをし、直接会う機会も多かったので、他の国ではどんな働き方や暮らし方をしているのかと、様々な国の話を聞いてきました。

輸入会社ではイタリアやスイス、ドイツなどヨーロッパの取引先が多く、担当者は夏に2週間から1ヶ月のバケーションを取っていました。

日本人の私は、せいぜい1週間の休みです。
それだけ長く休んでも会社や国が機能する仕組みならば、日本人も同じくらい休めるのではないかと考えました。

その時間を旅行や興味ある事を学ぶ時間に使えたら、と思ってきました。
中でもドイツは、日本に次ぐ経済国で、ワークライフバランスの取れた生活をしている人が多くこのような環境で働けるならと考え、母子留学の理由の1つになりました。

コロナの影響で今後どうなっていくかまだ分かりません。

留学するのなら、娘には語学だけでなく、他の国々と国境を接している国で生活するとはどういう事なのか、日本では経験出来ないような事も感じてもらいたいです。

そして、色んな可能性を模索出来ればと思っています。

羽木 桂子https://bluebooby.net/
秘境専門旅行会社、輸入会社勤務を経て、現在はフリーランス。旅行や出張、長期滞在で訪れた国は30カ国を越える。これまでの海外経験から、今後の教育に必要なのは語学力と不確実な世の中を生き抜く力と考え、広い世界を見て欲しいという思いから、娘とのドイツ親子留学を計画する。新型コロナの影響で延期となった為、現在娘は公立の小学校から、インターナショナルスクール(国際バカロレア認定校)へ転校し、渡独のタイミングを検討中。コーチングや働き方、国際教育・語学等について、自身のブログでも発信している。 日本語学科卒で日本語教員養成講座を修了。
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