対談2:偏差値だけでは表せない力を世界や日本の学生に、どのように伝えるか?

問題発見力、解決力は偏差値で測れません。

社会がグローバルにデジタルシフトしています。


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対談2は、本ページです。
対談3は、公開予定です。


アナログをデジタル化する作業と、デジタル化されたモノ・コトをさらにデジタルで掛け算をしてゼロから物事をグローバルに生み出す力。
デジタル化することで飛躍的に生産性が高まるモノ・コトとを考える問題発見力、解決力は標準偏差が作れません。

対談1では、「海外校と連携!新たな国際教育が地域を活性化させる」をテーマに国内大学の国際化をリードしている立命館大学でグローバル戦略を推進する今川新悟さんと兵庫県姫路市で「SDGs×教育×地方創生」に取り組む姫路女学院高等学校を運営する摺河学園学園長山田靖さんに登壇していただきました。

左:摺河学園山田基靖学園長 右:立命館大学今川新悟氏

編集部:対談2でお聞きしたいのは、大学入試改革が始まり、入学試験で問う力も知識から総合型へと変化。多様な入試スタイルがあるなか、偏差値だけでは表せない学びの力を世界や日本の学生に、どのように伝えるかが課題だと思います。

今川氏:DDPやJDPでは、特別入試の形式をとっているので、予備校などの偏差値表記表では「-」になっていると思います。

入試問題は、トピックを一つ選んで英語300ワードで説明するというものや、この学部で何を学びたいのかのプレゼンテーション、自分の考えを説明する形式するなど、偏差値や単なる知識量では測れない問題形式になってきています。

編集部:追記
立命館大学アメリカン大学のジョイント・ディグリー・プログラム総合評価方式の小論文は、最初に「なぜ、立命館大学アメリカン大学のジョイント・ディグリー・プログラムで学びたいのか?」が問われました。

▽ その次に下記のような問題が出題されました。立命館大学入学試験要項・出願書類ダウンロードより引用。

この入試で合格してきた学生は、入学後、確実に力が付きます。

偏差値一覧から学力相応の大学を選ぶのではなく、自分の学びに合い、自分が成長できるというところを選んで進学する時代ですので、偏差値だけが指標ではないと思いますが、その一方、世界大学ランキングとかの指標は、必要な場面もあります。

魅力と指標の両方が提供できるようなカリキュラムや学位の価値を日本の大学としても求められてきているとも思います。

▽ Youtubeでは、国際高等学校開設準備室のケリー校長、早川事務局長も参加された「国際教育の最前線 Vol.3 「21世紀に必要な国際教養人とは?」を公開中!

山田氏世界大学ランキングは、評価機関によって基準が違いますし、一概に良し悪しを判断するものではないと思うのですが、どれだけの学生を集められるかという基準にはなっていますよね。

今川氏:これからは、どの大学で、どの学位を取って、どこで、どんな活躍しているのかという、卒業後のキャリアが大学の評価を左右していくものになると考えています。

GAFAのような世界トップ企業の幹部クラスに、どれくらい輩出しているかを問われる時代がくることを想定し、支援体制を整えて、優秀な人材を確保し、育てていくことも、本学のグローバル戦略の一つです。

編集部:教育のグローバル化が進む中で、優秀な人材を確保するためにも、大学側が求める人材、能力も変わってきたと思います。姫路女学院ではどのようなカリキュラムつくりをしていますか?

山田:本校は、2020年4月に兵庫県播磨高等学校から改称。「世界とともに学ぶ学校」として国際教育に注力した教育改革に取り組んでいます。その際、SDGsを軸においたカリキュラムに移行しました。

学校教育法第1条で定められた学校である以上、法定単位の時間は取らなくてはなりません。

余っている単位のうち、学校で使う時間以外をすべて頭の体操をする時間にすることで、多様化への理解の機会を確保しています。

土曜日に設定し、SDGsゼミを2時限分100分=1コマとして年間計画化。教員は、答えを教えるのではなく、ファシリテーターとして、生徒から問題意識を引き出す役割に徹底しています。

後半の2コマは、外部講師145人によるゼミを実施。

月1回で年間計8回のゼミです。講師は、実際に社会課題に取り組んでいる方々で、一回きりの講演形式ではなく、生徒が一つのゼミ(広報・政策・メシアリテラシー・ビジネス・大学間連携)に所属し、プロジェクトベースのラーニングをしています。

▽ 姫路女学院のリベラルアーツ・デーの説明。公式ホームページより引用。

教員とのSDGsゼミと、外部講師によるゼミとの掛け算で、とにかく課題について考えさせ、表現させるというカリキュラムです。

このカリキュラムの先に、総合型選抜入試や立命館JDPの入試などに対応できる力がつくものだと思っています。

▽ Youtubeでは、国際高等学校開設準備室のケリー校長、早川事務局長も参加された「国際教育の最前線 Vol.2 「21世紀に必要な国際教養人とは?」を公開中!

対談3へ続きます。

記事:原知子、WEB構成:村田学

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