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なぜ、バリ島発祥のグリーンスクールは世界に拡散していくのか?

インドネシアのバリ島に開校した幼稚園から高校まであるグリーンスクール

アメリカにある国際教育認定組織のWASC認定校のインターナショナルスクールです。

学びは、グリーンスタディーズ、環境科学、起業家学習、クリエイティブアートが特徴です。

2008年に開校し、「地球上で最もグリーンな学校」賞を2012年に授賞。
地域の学生向けに課外活動プログラム「Kul Kul Connection」を放課後に開講しています。

バリ島にあり、オーガニックな教育はこれまでの詰め込み教育ではない、ナチュラルな学びを求める生徒と保護者の心に響きました。

大量生産、消費から地産地消、多様性、持続可能性、起業家など新たなキーワードとともに社会に必要な学びをグリーンスクールは背負っています。

グリーンスクールが提案する「新しいIQ」インテリジェント クエスチョニングとは?

グリーンスクールは、インテリジェンスを、既存の知識を使用し、利用可能な情報にアクセスして新しい問題を解決する能力と定義しています。
従来のIQではなく、「問題」に対して正しい質問をする知的能力を「新しいIQ」として定義しています。

授業料は、年間160万円(為替により変動あり)です。
グリーンスクールが開校し、バリ島からその教育理念は世界へ広がります。

拡大ではなく、グリーンスクールの哲学が世界に拡散しています

ニュージーランドにも開校

バリ島にあるグリーンスクールは、そのコンセプトともにニュージーランドにも開校しました。

▽公式ホームページから引用。エグモント国立公園に隣接したキャンパスです。

グリーンスクールの哲学

“グリーンスクールは、自然環境の中で、コミュニティに統合された起業家学習を通じて、持続可能性を学びます。”

*編集部和訳 引用:https://greenschool.nz/philosophy/

持続可能性を学ぶ点などグリーンスクールの教育哲学は、バリ島から世界に広がりました。

インドネシアからニュージーランド、南アフリカ、メキシコと開校しています。データ出典:グリーンスクール 作図:eduJUMP!編集部

その理由は、子どもたちにとって地球環境は、自分たちが未来に住む環境であり、持続可能な開発、社会はすなわち自分の未来に繋がっているのです。

地球温暖化の要因となる二酸化炭素の排出をなくすカーボンニュートラルの実現。

地球温暖化による影響を避け、また持続可能な開発、社会を目指すSDGsは、子どもたちの未来です。

同時に、問題を解決するために持続可能な取り組みが必要です。
社会起業家として学ぶ側面を持つことでソーシャル・インパクトのある取り組みができます。

自然教育という枠ではなく、今、未来への時間軸と起業家側面を併せ持つことで持続可能性が高まります。

グリーンスクール哲学が南アフリカにも

▽ 南アフリカの首都ケープタウンからヨンカースフック自然保護区の手前にグリーンスクール南アフリカがあります。

世界規模でグリーンスクールが学びのネットワークとして広がっています。

グリーンスクールがメキシコにも開校

メキシコの高級リゾート地カンクンの近くにチェムイルに開校しました。

▽同校の公式ホームページより引用。

背景には、世界でグリーンスクールの哲学に共感する生徒・保護者が多い証といえます。

▽ メキシコの校舎も素材からグリーンスクールの理念が出ています。

背景には、世界でグリーンスクールの哲学に共感する生徒・保護者が多い証といえます。

グリーンスクール哲学がさらに広がっていく様子を編集部は注目していきます。

日本にはいつ開校するのでしょうか。楽しみですね。

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