連載4 インターナショナルスクールフェア 2021 開催レポート 午後の部

20211023日、日本最大のインターナショナルスクールフェアを開催いたしました。

連載3 インターナショナルスクールフェア 2021 開催レポート 午前の部はこちら

参加校数は、午前の部(プリスクール)7校、午後の部(小・中・高校)で10校。

オンライン・オフラインのハイブリット型でお届けした同フェアは、700組以上の方々にご参加・ご視聴いただき、大盛況となりました。当日の様子をレポートに編集してお届けします。

なお、各校のコーナーから、当日の様子を動画でもご覧になれます

<目次>

International School Fair 2021 ‐午後の部

◎トークセッション グローバル教育界のインフルエンサーに聞く、情報があふれる時代のインター選び

9 Capital Tokyo International School

  キャピル東京インターナショナルスクール

10Infinity International School

  インフィニティ国際学院

11NUCB International College 

   国際高等学校

◎対談 国際教育の共通性とは?グローバル社会で生き抜く人材教育を考える

12International College of Technology, Kanazawa

  国際高等専門学校

13. Musashi Internatinal School Tokyo

  ムサシインターナショナルスクール

14. Harrow International School Appi Japan

  ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン

15. Crimson Global Academy 

  クリムゾングローバルアカデミー

16. Laurus International School of Science

  ローラスインターナショナルスクール

17. Hakuba International School

  白馬インターナショナルスクール

18.Kinder Kids International School

  キンダーキッズインターナショナルスクール

◎クロージングセッション インターナショナルスクールの今とこれから

トークセッション「グローバル教育界のインフルエンサーに聞く」

情報があふれる時代のインター選び

バイリンガル子育て情報を発信する「キャラメルはいらない」こと津留崎千代子さん
教育コンサルタント&JAOS認定留学カウンセラー 萩原麻友さん

新規開校も続々と増えているインターナショナルスクールやボーディングスクール。
学び舎の選択肢が増えるのはいいけれど、我が子にあった学校選びとなると、頭を抱えるご家庭も多いのでは。

情報があふれる時代のインターナショナルスクール選びについて、ブログやツイッターでバイリンガル子育情報を発信する「キャラメルはいらない」こと津留崎千代子さんと教育コンサルタント&JAOS認定留学カウンセラーの萩原麻友さんにお話を伺いました。

プロフィール
津留崎千代子さん

「日本語も英語も」という方針のもと、子息をプリスクールからインターへ。小6で公立小学校に戻り、中学受験。中高一貫校へ進学し、東大とIVYリーグの大学に合格した純ジャパニーズの息子さんの経験を通じ、バイリンガル子育て・中学受験・海外大学進学などの情報を発信している。ハンドルネームキャラメルはいらないで活動中。

ブログ:https://no-caramel.com/
Twitter: @NO_caramel

萩原 麻友さん

教育コンサルタント&JAOS認定留学カウンセラー。公立小学校、インターナショナルスクール、アメリカのボーディングスクールを経て日本の大学へ進学。卒業後は日本を拠点に活動。自身のグローバル経験を活かし、「海外進学させたい」「グローバルな育児をしたい」という家庭を対象に、学校選びや留学の手伝い、グローバル教育情報の発信などで活躍している。プライベートでは、小学2年生と年長の二男児の母。

http://www.mamamayu.com/

「情報収集+行動」で選択肢を増やす

我が子に「合うか」を見極めよう

萩原 仕事上、多くのご家庭の話を伺うのですが、日本でインターへの進学やグローバル教育への道に進もうとすると、「情報収集」ってとても大事ですよね。

津留崎 その通りですよね。さらに、情報を得たうえで「どう行動するか」も大切だと思います。
人伝や口コミ、SNSなどで得た情報が、お子さんに「必要なのか」「合っているのか」を見極めなくてはならないですし、お子さんに合わなくても必要なことであれば「どうすれば合うのか」を考える。

徹底的に調べて、学校やエージェントにコンタクトを取って、直接話を聞くとか。そんな風に行動する力が、重要だと思います。

萩原 なるほど。情報を収集しただけで満足してはダメなのですね。キャラメルさんはどんなことをされたのですか?

津留崎 息子がインター在学中は、長い夏休みを使って、オーストラリアの公立校へ短期留学したり、日本の公立校に通ったりしました。

将来の選択肢を広げるという意味で、「日本語も英語も」「日本の学校教育もグローバルな教育も」が我が家の方針でしたので。

ですが、ピンポイントで我が家の希望を叶えてくれるパッケージはありません。学校とか塾、あるいは誰かがアレンジしてくれるのを待っているのではなく、親が自ら行動をして、実現することが必要でした。

萩原 「我が子に合う」という視点が大事ですよね。

私の仕事は、ご相談をいただいたご家庭にあう情報を収集してご提供する、という側面もあるのですが、全ての人に当てはまる情報はないと思っています。

性格とか、好みとか、傾向が違いますから。ですので、必ず「お子さんを観察してください」と伝えています。

あふれた情報の中で、我が子に合うものはどれなのか。その答えは、お子さんが持っています。親御さんには、それを観察する力を磨いていただきたいと、伝えています。

将来の方向性を話し、いい意味での洗脳

まずは、選んだ道を楽しむ。けど、変更は柔軟に。

津留崎 普段からご家庭で方向性を話し合っておくのも大事ですよね。
親が積極的に行動して、いくら関与したとしても、何の免疫もなく、唐突にお子さんに提案しても心に響きませんので。

特に、中学・高校生になると、その傾向が強くなる。大切なのは、親の考えを押し付けるのではなく、本人が自発的に思えるように、普段から家庭で話し合うこと。つまり、いい意味での洗脳が大切だと思っています。

例えば、我が家では、インターは小学校までと決めていて、小6で日本の公立小学校に転校。
受験し、中高一貫校に進学しました。

中学・高校生ともなると、部活やお友達との関係が優先されますから、いつのまにか、海外留学とか海外大志望とかいうものが後回しにされていく。

なので、興味を持ちそうなこと、例えば、「創造性の育成塾」(※1)とか、「Route H(※2)の説明会とか、オックスフォード大学のサマースクールとかの情報を提供して、地ならし的なことをしてきました。

(※1)科学技術創造立国を目指す日本の未来を担い、世界に貢献できる理数系青少年の育成を目的とした合宿型勉強会。http://juku.netj.or.jp/overview/

(※2)海外トップ大学を目指す進学塾。http://rt-h.jp/

▽ 津留崎千代子さんの「バイリンガル子育て 実践と記録」公式ホームページがこちらです。

萩原 小学校6年生でインターから日本の学校に転校するという選択をされたそうですが、親の意見を素直に聞いてくれましたか?

津留崎 必要性について、常々伝えていたというのもありますが、地域のつながりやお友達の影響も大きかったと思います。

小さいときから地域のスイミングスクールとか体操教室に通わせて、地元の友達を作るようにし、母親同士も連絡を取り合うようにしていました。

インターの夏休みを使った一時登校の時は、友達が迎えに来てくれましたので、行き渋りがあった時期も、なんとか、友達に促されるように登校できました。

ですので、インターに行かれるご家庭は、なるべく地域のコミュニティに入るようにして、何かしら関係性を続けていった方が、いいと思います。

日本の学校でも、インターでも誰かしらお友達がいて、居場所があったのは息子には合っていたと思います。

萩原 サードプレイスがあるのはいいですよね。私自身は、高校時代をアメリカのボーディングスクールで過ごしましたが、今思えば、母による刷り込みだったように思います。

インターの小学校に通っていた頃から、母から「大学は海外へ」と言われていましたし、大学に行くためには、高校から海外の方がいいね、となり。小5と中1の時にアメリカのボーディングスクールのサマースクールに参加し。その流れで疑問に思うこともなく、進学していったという感じがあります。笑。

津留崎 親御さんが選択肢を用意してくれたのですね。お子さんへの学校選びで気を付けているところはありますか?

萩原 正解もないし、道は一つではないと思っています。私が経験したからと言って、インターやボーディングだけが正しい道ではないですので。

母がよく言っていたのですが、「失敗であってもそれは財産にはなる。どんな選択をしたとしても、そこで精一杯頑張りなさい。そして、楽しみなさい」と。だから私も「本人が楽しめる環境かどうか」ということを大事にしています。

同時に、親としてもその学校とお付き合いが始まるので、そこと気持ちよくお付き合いができるかっていうのも、大きな選択の要素だと。

後は、臨機応変に対応できる柔軟さでしょうか。合わなければ他の道を探せばいいぐらいの気楽さはあった方がいいと思います。

▽萩原 麻友さんの公式ホームページがこちらです。ニュースレターも発行中です。

津留崎 選択肢を広げるという意味で、インターナショナルスクールへの進学はとても有効だと思います。我が家は、「英語も日本語も」という方針のもと、プリ~小5までインター、小6で日本の公立小に戻り、日本の中高一貫校に進学という道を歩みましたが、日本の教育とインターの教育の良いとこ取りができたと思っています。

日本の勉強は、家庭のフォローや塾に通えば中学受験も可能です。

一方、インターに通うと、小学生のうちに英検準1級~1級レベルに英語が習得できますし、国際感覚も養えますが、これを家庭や塾などで身に付けようとすると、とても大変です。

さらに、中高一貫校に進学すれば、時間的な余裕が持てますので、語学力や国際感覚を活かして活動できる幅が増えるし、英語以外の勉強の時間確保とか課外活動、それから海外プログラムにも参加できて、さらに選択肢がもっと増やせると思います。

萩原 私の弟がそのパターンです。小学校まではインターで、中・高・大学は日本でした。英語のアドバンテージは、他の教科への勉強時間の確保もできて、受験が楽になったそうです。

津留崎 私達、親世代が経験してきた選択肢と、今は全く異なっていることに気付かないといけないですよね。

萩原 本当に、親のアップデートが大事です。

津留崎 本日インターナショナルスクールフェアのように、グローバル教育の最前線の情報を得る機会をうまく利用して、お子さんの選択肢が広がるように、そして親のアップデートもできる機会にしていただけたらな、と思います。

ありがとうございました。

続きは、連載5 インターナショナルスクールフェア 2021 開催レポート 午後の部へ

eduJUMP! 編集部
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eduJUMP!は、子どもたちが世界のどこでも誰とでも、共に生きていき、夢を実現できるような教育を紹介するメディアとして設立されました。保護者・子ども自身・教育関係者の3者を対象に、子どもたちの未来を拓くために有用と思える情報を、当ウェブメディアやイベントを通じて提供します。
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