ホーム国際教育連載2: 「生涯学び続ける力」の育て方

連載2: 「生涯学び続ける力」の育て方

3.好奇心と学力は相関するのか?

 

子どもが小さければ小さいほど、学ぶ意欲の重要な着火剤として好奇心が有効に作用します。学びと好奇心の関係で分かっていることをここで紹介します。

 

  • 好奇心とIQは正の相関は見えていない。

 

  • しかし好奇心と学力とは正の相関があり、好奇心は良い学びを誘発することが分かっている。

 

  • (Torranceの調査)好奇心の高いグループと低いグループに氷に関する普通でない質問を作るよう指示し、創造性を調査した結果、時間の制約を設けた場合はに差異はでな無かったが、制約を設けなかった場合は、高い好奇心を持つ子が多くの質問を作った。

 

  • (Maw&Mawの調査):好奇心の高い子は、自己を信頼しており、個人的自由の感覚が高く、不安感が少ない。

 

さらに、皆さんに役立つかもしれないデータとして、好奇心が高い子どもの親の傾向として、2つの調査結果を紹介します。

 

  • (Maw&Mawの調査)好奇心の高い子どもグループと低い子どもグループに分類し、親の態度と子の好奇心の関連を調査した結果、高い好奇心を持つ少年の親は、子どもの独立心を育み、親子間に平等主義がある(頭ごなしでない)

 

  • (サックスとストラックの調査)目新しいものと見慣れたものの両方がある遊戯部屋での母子の行動を調査した結果、高い好奇心と社会性を持つ子どもの母親は、「高い好奇心を有し」「感情はポジティブで感情」「多い質疑応答があり」「子どもを拘束せず」しかし「常に意識を子どもに注意は常に向け向けていた」

 

つまり、子どもの好奇心を高め、学力を高めたい親としては、以下がポイントとなるでしょうだろう。

 

  • 子どもが興味を持っている分野をサポートし、自尊心や自信をつけさせ、自発的に行うことをサポートする。

 

  • 子どもは誕生時から好奇心がある。PYPは、子どもたちが生涯を通じて積極的に探究し、学び続ける人になる支援を行う。
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