高専が続々開校!ロケット、AI、ブロックチェーンで高専が注目を集める理由

「高専」をご存知ですか。

高専とは、高等専門学校の略で準学士の卒位が取得できる教育機関です。

高専ロボットコンテスがドラマや映画になり、「高専」という学校があることを耳にされた方も多いと思います。
高専とは、中学校と大学の中間に当たりする高校専門学校で、工業系と商船系があり3年間の後、それぞれ専攻科(2年間)に進み卒業時は、学士を取得できます。
高度成長期にくられた教育機関ですが、多くの優れたエンジニア、サイエンティストを輩出しています。

高専は、基本的に寮生で全国に国立と私立の高専があります。
国立の高専は、北海道から沖縄まで全国にあり、さらに私立が地場産業と結びついているケースもあります。

高等専門学校の受験資格は、高等学校と同じく、中学校を卒業した方が入学することができます。

教育課程:入学後は5年一貫(商船学科は5年6ヶ月)で、一般科目と専門科目をバランスよく配置した教育課程により、技術者に必要な豊かな教養と体系的な専門知識を身につけることができます。

高専と専門学校は違う

ここで間違えないようにしたいのが、「高専」と「専門学校」は違うことです。
高専は、卒業時に学士を修得できる「高等教育機関」です。

文科省は、高専について次のように公表しています。

高専とは?高等専門学校は実践的・創造的技術者を養成することを目的とした高等教育機関です。

引用:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kousen/tokushoku.htm

技術者が昭和の高度成長、平成と日本のものづくりを支えてきた後、大量生産、大量消費に合わせたものづくりからIT化や、ロケット、AI、ブロックチェーン時代に入り、高専に新たな期待が集まっています。

ロケット、AI、ブロックチェーン時代

ものづくりで中国、台湾、韓国に抜かれた日本。
ITでアプリや新しいサービスでGAFAをはじめアメリカに抜かれた日本。
ブロックチェーンをビットコインに閉じ込める中央銀行とそこから発展できていない紙幣、貨幣からの脱着。

どの分野も、世界的にテクノロジーにより一気に変化が訪れる可能性があります。
高専生はユーザーと提供者のどちらの立場にもなれる人材です、マーケターやエンジェルが入ることで、ユニコーンのようなサービスなどが作ることができます。

高専には、基礎的な学力は元より、技術者の知識を得て、プロトタイプの製品を作成し、社会にローンチできる仕組みが「高専」にはあります。
年間多くの企業とのタイアップ製品が社会に出ています。

高専の歴史を振り返ると、バブル崩壊から高専は失われた20年を不遇の時代として過ごしました。
しかし、テクノロジーの進化と共に再度、脚光を浴びるようになってきました。

2018年に金沢高専からリブランディングした、海外留学も込みの国際高等専門学校(略:ICT)のように理工系国際リベラルアーツの高専は、日本で初めてです。

また、徳島県に2022年に開校予定の神山まるごと高専のように地域をシリコンバレー化する発想もコロナ禍でさらに注目を集めます。

そして、ついに日本の真ん中である「滋賀県」が高専の開校を決めました。
この5年ほどで硬直化していた「高専」が一気に新時代の「高専」が出てきました。

物づくり、エンジニアは、そのものを生み出す力があり、それがロボットでもITアプリでも、「ゼロを1」にできる人材です。

学校側が、営業も、経理も、製造も、カスタマーセンターもできるジェネラリスト思考から「高専」は、社会に「ゼロを1」でできるプロを社会に生み出していこうとする理念がここにきて、増してきたと感じられます。

ロケット、AI、ブロックチェーン時代に必須な人材を国内で育成です。

それが国内の新たな高専の動きのようです。

未来のIT長者は高専から数多く出るのかもしれません。
楽しみです。

編集長 村田 学
eduJUMP!創刊編集長 元インターナショナルスクール経営者で、国際バカロレアの教員研修を修了。 日本初のインターナショナルスクール専門メディアの創刊編集長を務めた後、eduJUMP!創刊に伴い編集長に就任。 【エピソード】 人生初めての学校である幼稚園をわずか2日半で退学になった「爆速退学」経験者。 「幼稚園退学」により、3歳から孤独な国際教育評論家として教育について考え始める。 日本帰国後も、帰国生として日本の教育制度に馴染めず、さらに孤独な国際教育評論家としてアメリカ、日本を比較し、考え続けてきた。 【取材協力】 TV、ラジオなどにも出演し、新聞のインタビュー、雑誌などにも寄稿している。各メディアの取材協力も数多く手掛けている。
- Advertisement -spot_img

関連記事