令和初の宇宙飛行士募集へ!国際教育の学びがぎっしりの宇宙飛行士試験

令和初の宇宙飛行士が今年、募集されます。

JAXAのホームページでは、若田光一さんが応援メッセージを掲載しています。

JAXAの宇宙飛行士募集に際し、若田光一宇宙飛行士からのメッセージ。

国際教育の学びがぎっしり宇宙飛行士試験

編集部が注目したのが、「宇宙飛行士試験」。
おそらく心身ともに最も厳しい受験です。

第2期、3期の合格者の若田光一さんと野口総一さん。JAXAホームページより引用

その受験内容をまとめてみました。

これまで5回の宇宙飛行士が募集されています。

第1回 533名の応募に対し毛利衛さんを始め向井千秋さん、土井隆雄さんの合計3名が合格しています。

2 応募者 372名 1名 若田光一さん

第3回 応募者 572名 1名 野口 聡一さん

第4回 応募者 864 3名 名古川 聡さん 星出 彰彦さん 山崎 直子さん

第5回 応募者 963名 3名 大西 卓哉さん 油井 亀美也さん ※金井 宣茂さん

応募者が増えても合格者数は数名

宇宙飛行士試験の受験が難関であることは、最終採用人数が決まっていること。

どんなに優秀であっても、最後はさらに適任な人材をシビアに選び続けます。

2年間の基礎訓練とISS搭乗までの維持・向上訓練があり、搭乗が決まらないくても維持・向上訓練をこなしていく。JAXAの公式ホームページから引用

宇宙飛行士の受験内容とは?

最初が書類選抜です。

宇宙飛行士募集要項に基づき提出された書類による医学審査及び資質審査 (職歴や英語能力など)

JAXAの前回の募集時の公表データによると書類審査で963名から230名に絞られています。
書類選抜:963名→ 230名→ 一次選抜へ

一次選抜では、医学検査、筆記試験(教養、専門)があります。
一時選抜で、230名→ 50名に絞られました。

二次選抜では、医学検査、面接試験(英語、専門)があり、50名から10名まで絞られます。
7月に始まった宇宙飛行士受験は、二次選抜まで3ヶ月ほどで三次選抜に向かいます。

三次選抜は、JAXAとNASAでの長期滞在で適性を選ぶ最後の難関です。

三次医学検査や長期滞在適性検査、泳力試験、面接試験では、JAXAの宇宙飛行士と NASAの宇宙飛行士などの面接を受けます。

最終的な合格者は、3名でした。

地球を見渡すことが許されるのは、ほんの一握り。

宇宙飛行士の応募条件とは?

詳細は、今後掲載されるJAXAの公式ホームページを参照ください。
編集部が注目するのは、次の3つの項目です。

1.国際的な宇宙飛行士チームの一員として訓練を行い、円滑な意思の疎通が図れる英語能力を有すること。

英語でコミュニケーションできる能力が必須です。

2.宇宙飛行士としての訓練活動、長期宇宙滞在等に適応することのできる医学的、心理学的特性を有すること。

宇宙という助けを求めることができない場所で、メンタル的にもマインドフルネスや心をコントロールできる力が必要です。

海外に留学するなどアウェーで生活することも土台になります。

3.日本人の宇宙飛行士としてふさわしい教養等(美しい日本語、日本文化や国際社会・異文化等への造詣、自己の経験を活き活きと伝える豊かな表現力、人文科学分野の教養等)を有すること。

日本文化は、多文化理解を進めると自分の国、日本を知っていきます。
同時に異文化の風習なども文化背景から理解し、深く理解することができます。

宇宙飛行士になるための土台に

宇宙飛行士の受験をコンパクトに観察し、その結果、編集部が「宇宙飛行士になりたい子どもに次を提案します」。

1.英語を早く慣れよう
英語を早く学び始めよう。
話す、聞く、読み、書きは、触れる時間とコミュニケーションで使う時間が必要です。

宇宙飛行士受験では、円滑な英語力が求められているため、ディスカッションなどもできる高い英語力が必要です。

2.STEAMが重要
募集の条件に自然科学系を学んでいることが前提になっています。
サイエンスやテクノロジー、エンジニアリング、アート、算数を楽しくSTEAM教育として学べるプログラムが増えてきました。
STEAM教育を楽しんで、宇宙に広げたいですね。

3.日本を知り、世界を知る
世界で、宇宙で日本人宇宙飛行士として活躍するためには、日本を知り、世界を知ることが必要です。

日本文化と世界の多様な文化を知り、体験することで多文化を自分の中に取り込むことができるでしょう。

旅行や留学が一番、多文化を感じる機会になりますが、国内にいる多様な外国人と日本文化、海外の文化を話すことでも気づきがあり、多様性理解に繋がるでしょう。

令和初の「宇宙飛行士」募集は、2021年秋ごろ。

宇宙は、見上げるものから行く場所になる時代も近いようです。

今、お子さんが10歳であれば、次は、15歳または20歳ごろ、30歳ごろにも募集がありそうですね。

民間有人ロケットの開発も進んでいるので、「宇宙飛行士」は、もっとチャンスの多い職業になっているかもしれませんね。

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