インターナショナルスクールは平和の指数か?〜ウクライナから〜

インターナショナルスクールの歴史を調べるとわかること。

戦争時にインターナショナルスクールは減り、平和な時代が続くと経済成長にともない校数が増えていきます。

ウクライナのインターナショナルスクールがどのような現場にあるのか。

ウクライナのインターナショナルスクールのホームページから現場をまとめました。

The British International School Ukraine

1997年創立のブリティッシュ・インターナショナルスクール ウクライナは、キエフに3キャンパスがあり、生徒数600人、16カ国の生徒が通っています。国際バカロレアとケンブリッジ国際カリキュラムを導入しています。

同校は、2022年3月1日、ホームページに次のようなメッセージを掲載しました。

以下、編集部訳

ウクライナの戦争を止めよう

今日もまた、ウクライナで進行中の暴力に関する悲しいニュースが飛び込んできました。
私たちの心は、今、全国でこのような状況に置かれているすべての人々のために、深い痛みと悲しみで満たされています。
祖国を守るために武器を手にする人も、家族とともに安全な場所に逃げる人も、すべての人が私たちのサポートを必要としています。

何千人もの子どもたちや罪のない人たちが、戦争によって置かれた非人道的な状況のために苦しんでいます。
その中には、私たちの大切な生徒、先生、両親、同僚も含まれています。

ウクライナ全土で悲惨な人道的危機が刻々と拡大している今、私たちは、子どもたち、困っている人々、そして私たちを守るために命をかけている軍人と民間人の両方の勇敢なウクライナ人への重要な支援を行うために、皆様の参加をお願いしています。 寄付へのリンク(編集部略)

同校のインスタグラムには、次のように掲載されています。

Kyiv International School

キエフインターナショナルスクールは、50カ国、770人の生徒が学ぶインターナショナルスクールです。

同校は、ホームページのトップに次のようなメッセージを掲げています。

以下、編集部訳

ウクライナとともに立ち上がろう

親愛なる地域の皆様へ
現在の悲痛なニュースは、私たち全員、とりわけウクライナの友人や同僚に影響を及ぼしています。
私たちは、KISと一緒に私たちの国を支援するようお願いします。
ウクライナは主権国家であり、民主主義国家であり、強く勇敢な国民と美しい文化を持ち、才能があり献身的な人々で溢れていますが、彼らは今、自由、生活、家族、安全のために共に立ち上がり、戦わなければなりません。

ウクライナとその国民を支援する方法はたくさんあります。
スタンド・ウィズ・ウクライナ(Stand With Ukraine)のページで、あなたができるアクションのリストにアクセスしてください。 寄付へのリンク(編集部略)

同校のインスタグラムには次のように掲載されています。

 

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ロシアにあるインターナショナルスクール

The International School of Moscow

モスクワにあるインターナショナルスクールオブモスクワのホームページ、SNSにもウクライナに関する情報は掲載されていません。

世界でインターナショナルスクールを展開するNordanglia education グループが運営しています。

国際教育業界大手のNordanglia education グループが今後、ウクライナ情勢に対応し、どのような対応をするのか。歴史を含めどのような授業をするのかにも注目が集まります。

 

British International School Moscow

ブリティシュスクール モスクワのホームページには、ウクライナに関する情報は掲載されていません。

多くのインターナショナルスクールが採用している国際バカロレアは、将来のグローバルリーダーを育てる理念です。

国際バカロレアの理念は、第二次世界大戦の反省から生まれました。

現在、ウクライナのインターナショナルスクールは、防衛のために学校として軍への寄付を募っています。

平和を希求する理念に対し、現実は学校として軍への寄付を呼びかけています。国際バカロレア機構は、この矛盾に対してどのように対処するのでしょうか。

戦禍における国際バカロレア教育。そしてインターナショナルスクール。

インターナショナルスクールの校数は、世界で1万校以上です。

本当に平和の指数となるのか。

その疑問を抱えながら記事を執筆しています。

編集長 村田 学
eduJUMP!創刊編集長 元インターナショナルスクール経営者で、国際バカロレアの教員研修を修了。 日本初のインターナショナルスクール専門メディアの創刊編集長を務めた後、eduJUMP!創刊に伴い編集長に就任。 【エピソード】 人生初めての学校である幼稚園をわずか2日半で退学になった「爆速退学」経験者。 「幼稚園退学」により、3歳から孤独な国際教育評論家として教育について考え始める。 日本帰国後も、帰国生として日本の教育制度に馴染めず、さらに孤独な国際教育評論家としてアメリカ、日本を比較し、考え続けてきた。 【取材協力】 TV、ラジオなどにも出演し、新聞のインタビュー、雑誌などにも寄稿している。各メディアの取材協力も数多く手掛けている。
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