【極:国際人】白川寧々さん
 国外逃亡塾で、チートモードな「自由」を手に入れよう!

「国際人」を増やすために尽力している人々をご紹介する【極:国際人】シリーズ。英語力強化プログラム、海外大学進学コンサル、留学費支援の財団法人、インターンシップ提供など「国際人」として第一歩を踏み出す機会を提供する活動にフォーカスしています。海外で学びたい方、グローバルに活動したい方、必読です!

File.1 南 健太さん(Quest Inc.)
File.2 衣川武志さん(MANAI財団)

普通の努力と少しの勇気で、チートモードな「自由」を手に入れよう!

File.3 白川寧々さん (国外逃亡塾)

白川寧々さんは、世界の教育に関する最新情報を情報発信しているインフルエンサー。最近では、海外大学の留学や受験の最新情報を伝えるオンラインサロンやYouTube動画も人気を博しています。編集部では、海外での学びや就職を夢見る若者に向けて、精力的に活動する白川さんのこれまでの取り組みから現在に至るまでを伺いました。

画像:eduJUMP!編集部、白川寧々さん

白川寧々さん

白川寧々さん 起業家。教育革命家。華僑。日中英のトライリンガル。6歳で来日後、日本国籍取得。フェリス女学院中学・高校時代に独学で英語を学び、米国デューク大学に進学。卒業後、米国大手コンサルティングファーム勤務を経て、マサチューセッツ工科大学(MIT)MBA修了。著名起業家、教育者、宇宙飛行士などの日本内外のグローバルリーダーや、官公庁、全国各地の教員、企業人、大学生や高校生を巻き込みながら、教育の本質的なシフトを世界的に推し進めるための活動に取り組んでいる。


MIT在学中に開発した英語学習メソッドからタクトピア、Future Hackに至るまで

マサチューセッツ工科大学(MIT)のMBAに在学中、全ての科目に共通して「創造しながら学ぶ」という教育理念がありました。教科書的に学んでいくのではなく、実際に手を動かしてハンズオンで学んでいくこの学習法は、テストが終わってもそれで学びが終わるということもないので、実際に身に付く実感がありました。

そんな時に、日本からMITにキャンパス見学に来ていた日本の高校生達と出会う機会がありました。自分が日本にいた頃からもう10年近く経過していたので、流石に日本の英語教育の現場も変わっているだろうと思っていたら、何も変わっておらず、未だに日本の高校生達が自信を持って英語で自分が伝えたいことを発表できない姿に衝撃を受けました。

幸いにもMITには、社会貢献に関係するようなプロジェクトをピッチすれば資金調達ができるプログラムがあり、そこで資金調達して立ち上げたのが「Native Mind」です。

著書 英語ネイティブ脳みそ
英語教育界の異端児が「ふつうの日本人」のために開発した、MIT発英語実践プログラム、ネイティブ・マインド

他にも、日本の教育系ベンチャーとタッグを組み、海外の大学を目指す日本の学生を海外の大学キャンパスに連れていき、アントレプレナーシップを学ぶワークショップを提供していたことが、後の「TAKTOPIA」に繋がりました。さらに、そのスキームを世界中に広げたものが「Future Hack」です。最終的に世界20ヵ国、累計15,000 人の学生に対してアントレプレナーシップ教育を行いました。

コロナをきっかけに独立、オンラインベースの活動に転換

TAKTOPIAやFuture Hackでの活動を通して、様々な出会いがあり、自分で書籍を出したり、経産省と一緒に日本の学校現場を変えるために学校の先生にアントレプレナー教育を提供したりしているうちに、個人活動の比率が高まってきました。

そして、時を同じくして新型コロナウイルスのパンデミックが始まり、学生を海外に連れて行ってワークショップを提供するようなスキームが難しくなりました。

ちょうど自分のライフスタイルの変化も重なり、アメリカに拠点を移して、書籍を出したり、講演したり、オンラインサロンを立ち上げたり、個人活動を主軸にすることにしました。

オンラインサロン画像
新型コロナのパンデミックをきっかけに始めたオンラインサロン

オンラインサロンって何?どういう人が参加しているの?

オンラインサロンは、コロナでロックダウンが始まり、家から出られなくなった時期に「それなら皆で英語プレゼン動画をアップしようよ、皆で楽しく英語を勉強しようよ」といった軽い呼びかけがきっかけで立ち上がりました。

その後、動画投稿者や協力者がどんどん増え、出版社の株式会社アルクが支援してくれたこともあり、現在は1,329人もの登録者がいます。基本的なメンバーシップは無料な上、海外進学する人のコミュニティは月額1,500円なので、興味があるなら誰でも参加できます。サロンメンバーからは海外逃亡に向けて情報をもらえるプラットフォームや、コミュニティカレッジのようだと言われることもあります。

サロンには、小さな子どもを育てる主婦、お父さん、お母さん、学校の先生、高校生、大学生と幅広く多様な方が参加しています。

このサロンを立ち上げるきっかけになったのは、私が日本の中高生、ひいては保護者までもが学校の進路相談室や塾予備校で示される進路以上の知識を持っていないことに問題意識を抱いたからです。

サロンでは、英語教育を取り巻く様々な偏見や誤解に対して、私があらゆる文献やデータといったファクトをもとにバッサリと斬っていくストーリーが人気です。最近では、サロンメンバーのニーズに応える形で人気のテーマをYouTubeにして発信しています。

オンラインサロンを通しての出会い

これまでの活動を通して、私は悩んでいる若者に対して、その悩みを聞き、進路を一緒に見つけてあげるコンサルティングやアドバイザー業が病的に好きだということに気がつきました。新型コロナウイルスの影響で、アメリカでもロックダウンによる行動規制が厳しく、精神的にしんどい時期もありましたが、オンラインサロンのメンバーと会う時間があったので息抜きになったと思います。

また、オンラインサロンを運営することで、TAKTOPIAをやっていた時には吸い取れなかったような教育現場に対する苦情や悲鳴を聞くことができました。リアルで海外大学でのワークショップに参加できるような学生がいる環境ではない、全国津々浦々のあらゆる生活水準の家庭でも海外に飛び出したいと願う人たちとの出会いはとても貴重だったと思います。

サロンのメンバーからは「獅子が子供を谷底に突き落とすような導き方だ」と揶揄されることもありますが、それでも出願者のうち9割9分は志望する海外大学の合格を掴み取っているので、しっかりと実績は出ていると感じています。

グローバル安定思考のオカンとして悩める若者を導きたい

日本は今、国際競争力がどんどん落ち、労働賃金も低下しているのに、日本人はいまだに日本人による日本人のための評価サイクルから抜け出せずにいます。すごく頑張って自分を殺して評価されても、賃金低下やハラスメントなど更に我慢させられることばかりで、明らかにメリットはないのに、です。

子供の将来を考えると、インターナショナルスクールに入れたり、少なくとも早期から英語教育をしたりすべきなのに、「セミリンガルになったらどうしよう」「中学受験をする際に国語力で不利になる」など非科学的、または旧来型の価値観に引っ張られているうちに、一体どれだけ子供の機会を損失していることでしょう。

実は、個人的にはもう日本の社会全体を良くするのはかなり難しいと感じています。しかし、今の日本から飛び出して、グローバルで新たな可能性を探りたい、自由になりたいともがいている若者に対しては、とことんサポートしたいと考えています。

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白川氏がアントレプレナーシップの講師を務める一般社団法人Waffle

特に、日本は女性に対する権利や職業的立場が非常に低いので、たくさんの女性を自由にしたいと考えています。今取り組んでいるWaffleの活動では、主体性が身に付く教材としてプログラミングを採用していて、私はアントレプレナーシップを教える講師として参画しています。

全国津々浦々の高校生達に対して、「あなたが一番心にためている葛藤は何?」という問いかけをすると、高校生たちは大人も驚くような課題やアイディアを出してくれます。例えば、人権侵害のブラック校則を是正するアプリ、痴漢防止アプリ、本物の活動家と繋がれるアプリなど。

Waffleの活動を通して、「自分の悩みや思いは社会と地続きなんだ」という実感を高校生に持ってもらい、テクノロジーと英語力で多くの若者を自由にしたいと思っています。この二つさえあれば、世界中で引く手数多。どこでも好きな国で生きていくことができます。

人は、立ってる場所、知識、喋れる言語、ネットワーク次第で運命は簡単に変わります。学習言語を英語にして、STEMを不得意じゃないレベルに引き上げるだけで、子供の将来は必ず明るいものになると信じています。

おうち英語の羅針盤!「わが子に今日からできる!世界標準の英語の学び方」

著書

わが子に今日からできる!世界標準の英語の学び方
―学校教育におけるアジアの成功事例とは?おうちですぐできる方法がわかる!

 

子育て世代のサロンメンバーに人気の内容をまとめて書籍にしました。具体的なアジアの成功事例や学習ツールも紹介しているので、世界で自由に生きる子を育てるために、親としてどのようにおうち英語を提供していけば良いのかを紹介しています。

 

ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス

白川さんが、アドバイザーを務めているのが「ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス」(以下、ローラス)。白川さんは、学校としての在り方についてのアドバイスはもちろん、海外留学、海外大学受験、アントレプレナー教育についてもリードしています。

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ローラスインターナショナルスクールオブサイエンスは、2023年4月に港区芝にある新校舎に移転します。

ローラスは、ケンブリッジ国際カリキュラムと、ローラスイノベーターカリキュラムを2本柱に、自分の頭で考え、未来を切り拓き、世界を変えるイノベーター、そしてグローバルリーダーになるサポートをすることをミッションにしたインターナショナルスクールです。

現在、2022年9月に11歳以上を迎えるお子様の保護者の方を対象に、中等部の開校説明会を開催中です!

●ローラスインターナショナルスクールオブサイエンス
https://laurus-school.com/ja/topics/4716/

原稿:高橋香織(eduJUMP!編集部)

eduJUMP! 編集部
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eduJUMP!は、子どもたちが世界のどこでも誰とでも、共に生きていき、夢を実現できるような教育を紹介するメディアとして設立されました。保護者・子ども自身・教育関係者の3者を対象に、子どもたちの未来を拓くために有用と思える情報を、当ウェブメディアやイベントを通じて提供します。
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