我が家はドイツ親子留学に行く予定でした。
コロナの影響で延期しました。
娘は公立小学校の4年生から、ほぼ英語が出来ない状態でインターナショナルスクール(以下、インター)に編入しました。
現在5年生です。
娘の通っているインターでは、ほとんどの授業を6年生と一緒に受けます。
日本人の割合が急に減り、英語の流暢な6年生に囲まれて最初は戸惑う事もありましたが、今では慣れてきたようです。
インターに編入してから1年半ほどで英検準2級を受験しましたが、あまり勉強せずに合格しました。
2次試験のスピーキングでは満点でした。
小学5年生で英検準2級に合格と言うと、かなり勉強したように思われるようですが、過去問を少しやった程度で、娘本人も「勉強してないけどね」と言っています。
インターに編入した時に、「2年で英検2級はいくだろう」と思っていました。おそらくある程度勉強する子なら1年半で2級合格も可能と思います。
ドイツ語も学ぶ
娘の通っているインターではドイツ語の授業もあります。
昨年に比べ英語力はかなり上達したと思います。しかし、英語力が足りないため週2時間のドイツ語を1時間に減らし、その1時間をEAL(英語サポート)の時間に充てる事になりました。
5年生になると、EALを受ける生徒はあまりいません。先生1人に対して生徒2~3名で授業を受けており贅沢な環境です。
一方、1時間減ったドイツ語は、次の授業でテストの時があります。
他の生徒は2時間、ドイツ語を学んでいますが、娘はEALの授業のためドイツ語の授業を受けられないタイミングでテストという時があります。
先日、授業を受けられないタイミングで、ドイツ語のテストがあるので娘とテスト勉強をしました。

翻訳ソフトを使いながら
最初は単語の意味を調べるのにGoogle翻訳を使ってドイツ語から日本語に変換していましたが、おかしな訳になりました。
娘は「日本語に翻訳するからおかしな意味になるのでは?英語に翻訳してみたら?」と言い出しました。
その結果、ドイツ語から英語に翻訳すると意味がわかるようになりました。
私が英訳にDeepLを使っていることを娘に話したところ娘も使い出しました。
DeepLを使ってドイツ語から英語に変換してみたところ、結局DeepLが1番分かりやすい翻訳をします。
私が「なるほど、これは英語のonと一緒なのか・・。」などと言っていると、娘も「そうみたいだね。」と言いながら勉強しています。
このような感じで、1つ語学が出来るようになると、コツが分かってくるので他の語学も身に着けやすくなります。
インターに編入した当初は、2~3年のうちにコロナも落ち着いているだろうと考え、卒業後に渡独しようと思っていました。
しかし、一進一退を繰り返しているうちに、社会情勢も変化しています。
最近では、日本の公立や私立の高校から海外の大学に進学する人も増えてきています。
そのパターンも考えて始めています。
国内インターの卒業生を受け入れる私立学校へ見学に行ったり、あるいはカナダなど留学生の受け入れを再開している国への留学も視野に入れながら模索しています。
インターから日本の学校へ転校
インターの春休みは短めです。日本の学校では4月は、新年度です。娘のクラスメートの1人は5年間のインター生活を終え、日本の学校に転校しました。
4月は、公立校からインターに転校した我が家にとっては、少し切ない気持ちになる季節でもあります。
インターでは進級するのは夏休み明けです。学年を落として編入した娘は引き続き5年生ですが、公立校の同級生は4月からいよいよ6年生。みんなが進級していくのを見送ります。
先日はsleepover(お泊まり会)に誘われ、「お城みたいなお家で、家の中で迷子になったんだよ!」と、話してくれました。
インターに編入する際に「インターには、うちや周りとはレベルの違う生活をしている家庭もあるから、社会見学と思ってね。」と伝えておいたのを実感するような体験も楽しんでいるようです。
ドイツに本帰国したクラスメートと時々Zoomで話したり、他のインターや公立校に転校したクラスメートとも連絡をとっています。
こうやって世界中に知り合いが増えていくのも、インターならではの経験です。
子ども達が大学生くらいになったら、お互いの国を訪れたりしてくれるといいなと思っています。
羽木桂子氏連載のバックナンバーはこちらをご覧ください。