【連載6】ドイツ母子留学 日本の公立からドイツの小学校へ挑戦!

我が家はドイツ親子留学に行く予定でしたが、コロナの影響で延期し、娘は昨年の9月に、公立小学校4年生から、ほぼ英語が出来ない状態でインターナショナルスクール(以下、インター)に編入しました。

5年生に進級し、昨年とは少なからず環境が変わった事を感じています。というのも、4年生では、英語、国語と算数の授業は4年生だけで、国際バカロレアの授業は3年生と一緒に学んでいました。

しかし、娘の在籍しているインターでは、5年生と6年生は、英語と算数はレベル別に適時分かれたりはするものの、国語以外のほとんどの授業を一緒に学びます。

インターの3年生の中には、日本の公立校では2年生の生徒もいますし、昨年の国際バカロレアの授業は、わりと賑やかな雰囲気だったようです。

しかし、6年生となると、大人っぽい感じの生徒も多く、そこに5年生が加わる形になったので、最初は少し戸惑ったようです。

国内のインターは小学校高学年で転校するケースも

学校によって違いはあると思いますが、国内インターに通っている日本人生徒は、5年や6年で日本の小学校に転校する生徒もいるので、日本人の割合が減る傾向にあるようです。

娘のクラスも、昨年と比べると日本人の生徒は少なくなりました。

英語力を伸ばす為にはその方が良い環境だと思いますが、娘の場合はあまり英語が出来ない状態でインターに編入しました。

入学後、1年間でリスニングとリーディングはかなり伸びましたが、スピーキングとライティングはまだまだこれからという感じです。

5/6年生は国際バカロレアPYPプログラムの最終段階に入るため、高度な内容になる事が予想されます。

昨年の学校ブログ等を見ている限り、合同クラスではプレゼンや展示会のような事を頻繁に行っている様子でした。

4年生に編入した理由

娘は日本の小学校では現在5年生ですが、インターの新年度の規定では、昨年が5年生、今年は6年生でした。

編入時、英語力と4年生は生徒数が少なく馴染みやすいと判断され、4年次に編入しました。生れ月も、少し遅く生まれていたら4年生だったという事もあります。

また、我が家はインターを卒業後、ドイツへ行く可能性があります。

その前にある程度英語力をつけておきたかったので、3年間は英語環境に身を置いた方が良いと考えました。

5/6年生では国際バカロレアの授業が難しくなるため4年生から慣れて、5/6年生のクラスに入ります。

本人にとっても英語力、理解のしやすさから良い結果に繋がるでしょう、と学校側も我が家の意向を受け入れてくれました。

編入時の学年の対応は、学校によって違います。あくまで娘の在籍しているインターの場合は、そのように対応頂きました。

国際バカロレアの授業が難しくなると

実際、5年生の授業が始まると4年次編入で良かったと思いました。

娘は試しに英検やTOEFL Primaryを受験しました。
予想以上の結果を出していましたが、他の生徒の英語力と比べると、やはり国際バカロレアや英語の授業では、英語力不足を感じているようです。

それと同時に、例えば宿題の提出方法は、昨年は1週間に1度、毎週金曜日に提出する必要がありました。

しかし、今年は先生と相談しながら提出物によって、1週間に1度の事もあれば、2週間に1度という場合もありました。

その理由は、自分でその日までに終わらせて提出するという「セルフマネジメント力」が問われるようになったからです。

昨年は私と一緒にやる事の多かった宿題も、今年になってからは先生と娘でスケジュールを決めて進めています。

私が関与する事はほとんどなくなりました。こうやって自分で管理していく事に慣れていくこと。その機会があるのは、とても良いと感じます。

毎日の読書

5年生は毎日読書を30分するように推奨されています。
英語でなくても、日本語でも何語でも良いのですが、宿題や習い事等もあり、なかなか30分の読書時間を確保するのは難しく感じます。

しかし、日々の読書が今後の能力の伸びに大きく貢献する、という先生の具体的な説明を聞いて(時々うっかり忘れる事もあります)娘も先生に言われて何とか読書をしています。

最初は6年生の女子は特に英語が流暢なようで、少し戸惑っていた娘も、先生から「みんなで一緒に花壇にお花を植えよう。」など働きかけて頂いたりするうちに、慣れてきたようです。

先日、先生との懇談会があり様子を聞きました。
以前より自信を持って英語を話すようになってきており、ライティングも急に伸びてきている、という事でした。

国際バカロレアの授業では、「建築」がテーマで建物をDペーパーなどで自作しました。

親が見てもなかなか面白い作品を作っていました。

娘は、デザインに興味があるので、語学だけでなく、国際バカロレアで「建築」など探究的な学びを伸ばして欲しいと思います。


羽木桂子氏連載のバックナンバーはこちらをご覧ください。

【連載5】ドイツ母子留学 日本の公立からドイツの小学校へ挑戦!

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