インターナショナルスクールは、不動産価値を上昇させる:世界編

インターナショナルスクールは不動産価値を上昇させる:世界編

編集部は、世界、日本のインターナショナルスクール動向を調べた結果、「インターナショナルスクールは不動産価値を上昇させる」傾向を把握しました。

世界のインターナショナルスクール(全寮制を含む)がある地域の不動産価格の動向を調べました。

日本は、開校した場合と開校する前の地域がどのように不動産として付加価値をつけていくのか、を調査しました。

世界は、ロンドンの不動産価格、タイの不動産価格と開発を世界編として報告します。

日本編は、軽井沢、ニセコ、安比、白馬にハイブランドホテルとボーディングスクールの相関関係を調査しました。

・インターナショナルスクール(ボーディングスクールを含む)
・高級リゾートホテル
・不動産価格

スイスの三位一体型開発

先行事例として、世界的な寮制のインターナショナルスクールと富裕層向けプライベートバンクなどの金融機関、高級リゾートホテルのスイスが挙げられます。

日本は、全寮制のインターナショナルスクールが高級リゾート地に開校しています。
今後、スイスを参考にし、アジア富裕層の国際教育ニーズを取り込みながら、地方創生することが増えると考えられます。

この背景には、コロナ禍を挟み、中国、インドネシアなど新興国の富裕層が自然環境に恵まれた高級リゾートキャンパスで学業に専念できる選択があります。

学業に専念できる高級リゾート型のインターナショナルスクール教育を望むのは、中国14億人、インド14億人が世界大学ランキング上位を目指す「大受験時代」に入っていることも理由に挙げられます。

ロンドンでは、名門インターナショナルスクールがある地域の不動産価格が130%高い

不動産サイトのマンション・グローバルは、英国では名門インターナショナルスクールがある地域の不動産価格は、54万ポンド(8300万円)と全国平均の23万ポンド(3500万円)よりも130% 高いとレポートしています。

不動産価格の調査には、郵便番号を使い、不動産価格を比較しています。

最も高いのが、ロンドン中心部のシティ・オブ・ウェストミンスターにあるハルシオン ロンドンインターナショナルスクール地域です。

平均の不動産価格は、290万ポンド(4億5千万円以上)です。
▽ハルシオンインターナショナルスクール公式ホームページのスクリーンショット。

シティ・オブ・ウェストミンスターは、バッキンガム宮殿、首相官邸など行政機関が集まるダウニング街など王室、政財界の中心部です。

ウェストミンスターにあるサウスバンクインターナショナルスクール地域の不動産価格は 210 万ポンド(3億2千万円以上)と評価されています。

▽サウスバンクインターナショナルスクールは、3つのキャンパスがあります。同校公式ホームページのスクリーンショット。

ロンドン郊外では、サリーのACSコブハムインターナショナルスクール地域が平均不動産価格82万ポンド(1億2千万円)と高く評価されています。

▽ACSコブハムインターナショナルスクールは、ゴルフ場に近く、グレーターロンドンから外れた地域にあり、自然豊かなキャンパスです。同校公式ホームページのスクリーンショット。

イギリスでは、コロナ禍で学校が再開し、多くの家庭が子どもが進学した学校から近い距離に物件を確保する動きがあります。

トップのインターナショナルスクールがある地域の不動産需要が高まっています。

コロナ前は、タイのインターナショナルスクールが人気に

タイでは、地元の生徒が通うインターナショナルスクール需要とは別にタイで勉強する近隣諸国からの留学生が増えていました。

タイにあるインターナショナルスクールは、授業料の幅が広く、また生活費が安いため2018年に200校を超えました。

バンコクに88校、チェンマイに18校、パタヤに16校と年々増えています。

タイは、東南アジアでも有数のインターナショナルスクールが集まる国になりました。
編集部が調査した結果、日本のインターナショナルスクール(小中高)は、約60校。

国際教育の海外ニーズを巻きとりながらタイは、国際教育の競争力を高めています。

タイの不動産開発業者は、インターナショナルスクールが開校すると周辺に住宅用不動産のニーズが生まれ、商業施設などとともに重要な付加価値要素として考えています。

▽開発時からインターナショナルスクールが中核に据えられて開校したバンコクプレップスクール。同校公式ホームページのスクリーンショット。

2017年のバンコクプレップスクールの開校後、同地域に新しい低層住宅が開発されました。

1m2 辺り150,000タイバーツの付加価値がつけて販売されました。

▽ タイの T77コミュニティは、ソイ スクンビット77の不動産開発です。

またバンコク郊外のタナでは、2017年に香港を拠点とする投資家が合弁事業を110億円規模の不動産開発を進め、ゴルフ場の近くに最大 1,800人規模のVERSOインターナショナルスクールを開校しました。

▽円形のキャンパスが特徴的なVERSOインターナショナルスクール。同校公式ホームページより引用。

タイの不動産開発とインターナショナルスクールの展開は、高級ホテルを手がけた開発業社が携わっています。

チャオプラヤー川沿いのフォーシーズンホテル住宅棟を手掛けたカントリーグループデベロップメント社(Country Group Development)は、ラマ3世産業環状道路に隣接した23ライ地域でラマ3世インターナショナルスクールを開校しました。

カントリーグループデベロップメント社の公式ホームページのスクリーンショット。

世界では、高い購買力を持つ国際的な富裕層と地元の国際教育ニーズが合わさり、好循環の国際教育のインフラ整備が進んでいます。

次回は、日本の国際教育ニーズとインターナショナルスクールの開校計画と高級リゾートホテル、不動産価格を分析していきます。

本記事は、下記のメディアを参照し作成しています。

レファレンス

マンショングローバル:https://www.mansionglobal.com/articles/u-k-homes-located-near-top-international-schools-come-with-a-premium-219480

Thailand Business News:https://www.thailand-business-news.com/news/74624-developers-see-potential-in-new-international-schools-investments.html

International school database:https://www.international-schools-database.com/country/thailand

eduJUMP! 編集部
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