【連載1】なぜマレーシアのインターナショナルスクールを選んだのか?純ジャパ教育ママ体験記

【連載1】なぜマレーシアのインターナショナルスクールを選んだのか?純ジャパ教育ママ体験記


これまでボーディングスクールというとアメリカ、イギリス、スイスが3大ボーディングスクール国でした。
しかし、世界のグローバル化とともに香港、シンガポール、マレーシアなどにボーディングスクールのニーズが多様化し、世界でインターナショナルスクール+寮=ボーディングスクールの展開が増えてきました。

アジアのボーディングスクール増加は世界でも目を見張るものがあり、編集部はこの度、アジアボーディングスクール専門家のBoardingsc.com(サイト作成中)の津吹みさ氏に執筆を依頼しました。津吹みさ氏自身は帰国子女でもなく日本育ち。現在15歳の息子さんが幼少期から、中学から海外進学させると決めていたそうです。計画通り、現在マレーシアのボーディングスクールにいる息子さんをどう育ててきたのか、津吹みさ氏がどう考え行動してきたのか、子供を将来グローバル社会で活躍できる人材に育てたいと願う親御さんに向けて連載記事スタートです。


私は元々シングルマザーです。所得の大小に関わらず、子供になるべく良い学習環境を与えてあげたいとは親なら誰しもが思う事だと思います。私は、息子が幼児期からインターナショナルスクールに行かせたいと思っていましたが、日本にあるインターナショナルスクールはどこも学費が高く、全く手が届く気がしませんでした。今もそれは高止まりのまま。まだまだ、英語教育に熱心な富裕層だけが選べる選択肢です。

ところが、日本の外、東南アジアのマレーシアに目を向けると、私たち親子にも手にすることができる選択肢となりました。あなたのお子様もインターナショナルスクールに通えるかもしれません。

マレーシアのSUNWAY財閥は、SUNWAYインターナショナルスクールを開校しています。

マレーシア全土には160校以上ものインターナショナルスクールがあります。
首都クアラルンプールだけでも約60校あり、国家戦略としてASEANの教育ハブを目指すマレーシアではグローバル教育を取り入れるご家族の学校の選択肢が豊富です。

また、ロケーションも様々で首都クアラルンプール、クアラルンプール郊外、ジョホールバル、イポー、ペナン島、コタキナバルなどにあります。

すでに2万3千人ほどの外国人がマレーシアのインターナショナルスクールに通っていますが、驚くことにその倍の46千人ほどのマレーシア人もインターナショナルスクールに通っています。

マレーシアのインターナショナルスクールを選ぶ12の理由

1.英語学習環境
最大のメリットは英語環境で学べること。日本にいたら絶対に手に入らない環境です。やはり、英語習得への1番の近道は英語環境に身を置くことです。英語サポートクラス(EAL)がある学校も多く、英語力ゼロでも入学可能な学校も多いです。私の息子もほとんど話せないレベルから始まりました。

2.多国籍な交友関係の構築
マレーシアは多民族国家で留学生の受け入れにも積極的です。
色々な国籍の友人に出会えます。それは人生の財産となります。また、考え方、生活習慣、宗教の違いなどを肌で感じ、グローバルコミュニケーションを学べます。日本のインター校は老舗以外は日本人生徒がほとんどで、高い学費を払っても日本人社会になる事が多いでのすが、マレーシアは学校内外問わず多国籍で英語のみならず中国語やヒンディー語、マレー語など色んな言語を耳にします。

多民族国家のマレーシア。インターナショナルな国民性と隣国シンガポールの発展も大きく影響を及ぼしているようです。

3.学費(中学、高校生学費)
年間約40万~300万を超える学校まで様々です。
この学費の差は学校の立地、教師の国籍、施設などですが、学費が安いからと言って学校の質が劣っているとは限りません。逆に学費が高いからと言ってお子様にとって良い学校とは一概に判断できません。親が子供に何を望んでいるのか、子供がどういう学校を望んでいるのかをまずはしっかり確認し、ご家庭の予算に合った中でベストな学校を選ぶ事が大切です。

4.カリキュラム選択のバラエティ
マレーシアは旧イギリス植民地でイギリス連邦加盟国です。そのため多くの学校が英国式カリキュラムを採用しています。加えて、IBやオーストラリア、アメリカ、カナダ、フランスなどのカリキュラムを採用する学校があり、様々なカリキュラムから選択できます。ちなみに、世界にあるインターナショナルスクールの半分は英国式カリキュラムのケンブリッジ国際を提供しています。

5.質の高い教育
世界基準の質の高いカリキュラムを欧米諸国よりも費用を抑えて受けることができます。
例えば英国式カリキュラム提供校。コアカリキュラムは基本的にはどこも同じ学習内容ですが、STEAMにフォーカスしている学校、美術や音楽などに力を入れている学校、提供している言語の種類もバラエティ豊かでそれぞれに少しずつ特徴があります。勉強のみならずアクティビティも盛んで、ゴリゴリ机にかじりついているだけのスタイルは推奨されません。スポーツや文化活動を通して仲間と共に心身を鍛え上げ、感性を豊かにすることを推進するためアクティビティ参加は必須です。The Duke of Edinburgh’s AwardDofE)デューク・オブ・エディンバラ・アワード」という120カ国以上で導入されている国際的に認められた青少年活動奨学制度を取り入れ積極的に参加している学校も多く、生徒は継続的な奉仕活動やアドベンチャー(チームで旅に出る)などを通して「本当の人生の学びはクラスの外にある」という意義の中、自主性、協調性など個人の能力を育むプログラムなどもあります。

ケンブリッジ国際カリキュラムのIGCSEの地理とビジネスの教科書

6.2ヶ国語以上同時学習
中華系の多いマレーシアでは中国語は必須科目です。
そのため英語と中国語の同時習得が可能です。学校によっては第3言語も学習します。これは、マレーシア留学の最大のメリットです。日本人の子は漢字が書ける事もあり理解が早く、わりと好成績なようです。私の息子も常に1番よいグレードの成績を収めています。

7.最先端の施設
近代的なサイエンスラボやITルーム、音響や舞台設備が整った講堂、様々なイン/アウトドアスポーツ設備、カフェテリアなど施設の充実はインターナショナルスクールの最大の魅力の1つです。新設校には競技用のフィールドやスイミングプールなどがある学校もあります。もちろん学費に比例する部分もありますが、どこも学習に必要な施設は十分に提供されています。

ブリティシュインターナショナルスクール クアラルンプールの開放感あるプール。

8.寮付きの学校(ボーディングスクール)も増加中
現在マレーシアには22校ほどのボーディングスクールがあります。
私の子供も中学からマレーシアで寮生活を送っています。共働き夫婦が多い時代に親は仕事を辞める必要なく仕事ができ、子供は学校で学業に専念できるボーディングスクールという選択は時代に合ったものだと思います。また、その多くも英国式の教育システムを受け継いでおりマレーシアにいながら英国クオリティの教育を受けることができます。ハリーポッターの映画にも出てくるハウスシステムを体験できます。

印象的なMATRIX GLOBAL SCHOOLSの正門。

9.日本との時差は1時間
時差が1時間だとストレスなく日本の友人や家族と連絡を取れます。生活面で大事なポイントです。

10.医療水準が高い
学校にはメディカルセンターがあり、地域の病院とも提携しているのは安心材料の1つです。
東南アジアの医療というとイメージ的にどうなの?大丈夫?と思われますが、マレーシアの医療レベルは非常に高く、手頃な価格で高度な治療が受けられる事で世界的にも有名です。

11.学生ビザ取得が容易
小中学生の場合、親が現地で働かずして学生ビザを取得することは難しいのですが、留学制度が整っているマレーシアでは、親が働いていなくても学校に通うことを条件に、その学校に紐付いて生徒とその保護者1名のみに滞在許可としてビザが発給されます。
中にはMM2Hホルダーという条件の学校もありますが、多くの場合は学生ビザの取得が可能です。

12.大学進学も選択肢が多い
インター校を進学先に選ぶなら大学進学まで見据える事が重要です。子供がそのまま海外大学進学を希望することも多くありますが、マレーシア国内には世界でも有数の欧米やオーストラリアの分校が開校しています。また、大学付属のインター校も多く、海外大との提携プログラムも盛んに行われています。例えば「ツイニングプログラム」。
欧米大学は費用が高額なため、2年をマレーシアの大学で学び、その単位を移行してアメリカの大学に編入するなど「エコな留学」も海外大学進学戦略の1として注目されつつあります。この辺もまた別で書きたいと思っています。

いかがでしょうか。
「行かせたいけどうちはインターナショナルスクールなんて無理!」と思っていた方も、手を伸ばせば届く選択肢になったのではないでしょうか?今回は、マレーシアのインターナショナルスクールは進学の選択肢として現実的にありえるものということを知っていただけたら幸いです。

その手を伸ばした先の私と息子の体験などをテーマを混ぜながら書いていきたいと思います。


【連載】なぜマレーシアのインターナショナルスクールを選んだのか?純ジャパ教育ママ体験記 連載2へ続きます。

津吹みさ
日本育ち。現在マレーシアのインター校で寮生活中の息子と2歳の娘あり。 自身の考えで子供を海外に進学させた母親として、その経験を誰かの参考にして欲しいと思いセミナーを開催したり執筆したりと活動している。「子供の選択肢を拡げる」をテーマに活動している。
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