2021年 世界のインターナショナルスクール校数と生徒数
コロナ禍でも世界でインターナショナルスクールが増加
インターナショナルスクールの統計・調査をしているISC Research(本部:英国)が2021年7月の校数、生徒数などを公表しました。
ISC Researchによれば、英語で学ぶ幼稚部から高等部のあるインターナショナルスクールは、世界で2010年の6,001校から2021年に12,300校に増加しました。
インターナショナルスクールで学ぶ生徒数は、560万人、教員数は55万人と公表されています。
イギリス式インターナショナルスクールの増加
コロナ禍でも中国、中東諸国、東南アジアでも急増しています。
中でも世界でインターナショナルスクールのブランドマーケティングに力を入れているのが、イギリスです。
イギリスは、イートン校をはじめラグビー校、ハロウ校など歴史ある名門校があります。
世界の教育覇権において、名門校のブランドを使った海外のインターナショナルスクールを強化しています。
世界でイギリスの名門校のインターナショナルスクールを富裕層マーケットに提供することで、幼少中高からイギリス教育に慣れ親しみます。
またカリキュラムは、イギリス式のカリキュラムを採用し、イギリス式の大学志願資格を取得します。
イギリス式のインターナショナルスクールで学んだ生徒は、英国の大学へ進学する比率が高くなると予想され、結果的にイギリスの大学に世界から富裕層の優秀な学生が集まる仕組みが構築されます。
イギリスの大学で学んだ学生は、イギリスを拠点に就職活動を進めますが、優秀な学生はイギリスの企業がいち早くリーチすることができます。
また、研究者の育成においてもイギリスは、大学で優秀な学生を大学院に進め、イギリスを拠点に研究者として育てることができます。
優秀な学生を世界戦略として影響力を持ち、囲い込む。
イギリス式のインターナショナルスクールが世界で増える背景には、イギリス政府の教育覇権と未来の国家戦略が見えてきます。
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