スマートフォンを禁止することは、教育上合理的な選択なのか?
親であれば、子供の学業成績を心配するのは当然のことです。
また、最近ではほとんどの子供がスマートフォンを持っていますが、スマートフォンに釘付けになる姿を見て、心配することもあるのではないでしょうか。
スマートフォンの使用については賛否両論ありますが、授業中のスマートフォン使用を全面的に禁止している学校もあります。
これは時代遅れの、あるいはおざなりな決定でしょうか?
調査によると、スマートフォンの使用は、生徒の学業成績だけでなく、心理的な成長にも悪影響を及ぼすことがわかっています。
Center For Economic Performance誌に掲載された英国の研究によると、授業中に子供たちからスマートフォンを奪うことは、1週間に1時間の学習時間を増やすことに相当するようです。
英国ではスマートフォンを使用していない学生に比べ、スマートフォンを利用している生徒は集中力が欠如しており、成績が悪い有力な原因となっています。
実際、同じ研究者が調べたところ、スマートフォンを使わない生徒の成績は、他の生徒よりも6.41%高かったそうです。
アメリカの心理学者Jean Marie Twenge氏は、スマートフォンの使用が学生の社会的交流を阻害することを発見しました。
彼女は、スマートフォンが学生生活のあらゆる側面(社会的交流のあり方から精神的な健康状態まで)を変化させ、現実の生活の中で友人と会う習慣を失い、ソーシャルメディアの利用を好むようになったため、10代の若者を孤立させ、「Killed a generation / 1世代を失った」可能性があると非難しています。
また、スマートフォンの使用は、若者の解放感にも悪影響を与えているようです。
スマートフォン自体は便利なアイテムですが、だからこそ使用には注意が必要です。
スマートフォンを禁止している学校を選ぶことは、ご子息・子女が高い水準の学力と自己啓発を達成するための最良の選択肢かもしれません。
NUCB International College
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