9月にボーディングスクール入学という選択肢
日本では入学式=4月+桜というのが定番です。
しかし、世界ではご存じの通り「9月入学」が一般的。
確かに9月入学の方が、その後の選択を考えると大きな可能性と魅力を感じますが、多くの学生は3月に卒業して4月から入学しています。
したがって日本に住む限り、どこかのタイミングで「3月卒業」して「9月入学」という選択を行わなければなりません。
この点をどう考えればよいのでしょうか?
実は、高校を3月に卒業して9月に「大学」入学というのは大きなリスクを伴います。
理由は簡単で、9月入学の大学入試は5-6月に実施されるからです。
全く入学の保証もないまま浪人することになるのですから、心理的なプレッシャーは計り知れません。
そこで登場するのが、国内の高等学校に9月入学するという選択肢。
日本の中学校は3月に卒業するのですが、高等学校は9月入学であっても「国内入試」は1-3月には完了して、海外からの受け入れのための「国際入試」は4-6月に行われるのです。
要は冬(国内向)と夏(海外向)に2回入試を行っているのです。
9月入学への道
問題は9月入学に合格後、4月から8月末まで何をするかという点?まさか家でぼんやりしていると様々な問題が浮上してきますので、9月入学を受け入れる学校は「ブリッジングプログラム」を準備課程として提供することになります。
要は、英語で9月から高等学校の授業に参加するためのトレーニングです。
合格者の中にはこのブリッジングプログラムに参加することを条件に合格する場合もあります。
実質3.5年間(0.5+3)を高等学校で過ごすことで、国内外の大学の9月入学にスムーズに対応できるようになるのです。
Year 9-10(中3-高1) | ||
10-2月 | 高等学校入試 | |
3月 | 中学校卒業式 | |
4-7月 | ブリッジングプログラム(準備課程) | |
8月 | 夏季休暇 | |
9月 | 高等学校入学式 |
番外編の小ネタですが、人気の世界標準の高等学校教育である「IBDP」は3年間ではなく2年間です。
理由は簡単です、イギリスの高等学校が2年間なのです。
ちなみにオーストラリアも2年間です。
ドイツの場合は説明が難しいのですが2年間「程度」、そしてアメリカは4年間(3年の場合もあります)です。
NUCB International College
国際高等学校 2022年開校準備へ
次世代で活躍できる国際感覚を備えたリーダー育成と独創性の高い教育環境を実現すべく、全寮制の多文化共生型インターナショナル・ボーディングスクール(全寮制国際高等学校)の設置を計画しています。
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