インターナショナルスクールに向いているお子さんと家庭とは?
編集部がインターナショナルスクールに子どもを通わせている家庭の進路相談を受けているとインターナショナルスクールが向いている子どもと家庭に傾向があることがわかりました。
インターナショナルスクールが向いている家庭は、保護者に英語力があり、何事にも挑戦していくポジティブさがあることです。
保護者自身が、多様な人とコミュニケーションすることが好きで留学経験が多いのも特徴です。
自ら考え、行動できるお子さんは、インターナショナルスクールで伸びていきます。
その一方で、いわゆる指示に待ちの子にはあまり向いていません。
伝統的な価値観を重視し、新たな文化を受け付けない思考の家庭は、インターナショナルスクールには向きません。
例えば、担任の先生のことを「ケビン」と呼び捨てにする文化や教職員と保護者がバーベキューでビールを飲みながら寄付金を集めるなどカジュアルな文化があります。
日本の文化の良さである儒教的精神が強い家庭は、インターナショナルスクールに向いていないといえます。
物事をルーティーンとして取り組むことを好む家庭は、インターナショナルスクールの自分で考え、選ぶ校風に入学後に驚き、転校するケースもあります。
また、インターナショナルスクールは、1日のがかりの英語による保護者会が行われることもあります。
保護者も子どもの教育に深く関わる覚悟が必要です。
保護者会のために、有給や英語による1日がかりの説明を「我が子のため学校の教育に協力していく」気持ちが必要です。
英語力に加えて、積極的に学校に参加し、子どもとともに成長することを望む家庭にとってインターナショナルスクールは、理想的な学びの場といえます。