インターナショナルスクール卒業後の進路は?
インターナショナルスクール卒業生は、大学は英語で学べる環境を選びます。
英語で学べる大学は、国内、海外のふたつに絞られます。
A.海外の大学へ進学
アメリカのハーバード大学やスタンフォード大学、カナダのトロント大学、マギル大学、イギリスのオックスフォード大学、ケンブリッジ大学など世界大学ランキングの上位大学に進学している生徒が多々います。
その理由は、海外の名門大学ほど多様性ある生徒構成を重視し、海外の国出身の枠を用意しています。
日本の高校から海外の大学で学部から英語で学べる生徒は少数で、自然とインターナショナルスクール卒業生が「日本枠」として進学することが増えました。
また、各大学とも日本のインターナショナルスクールから代々卒業生が進学していることもあり、内申書、成績表などに信頼が置けることも合格者が多い理由のひとつです。
トップ大学ほど多様性ある生徒構成を増やす理由は、卒業生が母国に戻ったときにその国トップの政財界の立場になるからです。
卒業生ネットワークが同窓生にとってさらに有利に働きます。そのため、世界から満遍なく優種な人材を確保することが、大学にとって有利になるからです。
この背景には、大学が多様な生徒構成になることで、生徒同士が切磋琢磨するキャンパス環境により文化の違いが「クリエイティブ」な環境になることで、イノベーションが生まれる循環サイクルが生み出せるためです。
日本から海外の大学に進学する学部生は、少ないため、インターナショナルスクールの生徒が自然と合格する傾向が強いです。
B.日本の大学へ進学
また、国内では上智、ICU、慶應、早稲田、立命館、APU(立命館アジア太平洋大学)をはじめ、近年は、東京、大阪、岡山など国立大学も英語で学べるコースが増えたため進学しています。
進学者が増えた理由は、国際バカロレア200校計画でインターナショナルスクール卒業生が英語で学べるコースが増えたこと。
さらに各大学がインターナショナルスクール卒業生の高い能力に気付き、入試担当者がインターナショナルスクールで説明会を増やすなどリクルーティングに力を入れたことが挙げられます。