インターナショナルスクールの歴史
インターナショナルスクールは、ペリー来航以降から日本に滞在する駐在員の子ども向けの教育機関が始まりです。
日本が近代国家として歩みを出す時に、海外の技術などが必要になりました。
政治や貿易も栄えはじめ、外国人駐在員の子どもが通えるような学校が必要となりました。
外国人学校とインターナショナルスクールとは?
外国人学校とインターナショナルスクールは、違います。
インターナショナルスクールは、外国人学校のなかにできた概念です。
外国人学校自体、その多くは明治時代に外国人居留区にできました。
そのため対象者は、その国、国民など限定されたものでした。また、教員は外国人宣教師が多かったようです。
外国人学校が、入学条件であった国籍、宗教、言語などを少なくしていったのがインターナショナルスクールに変化していきました。
優秀な先生は、宣教師
当時、学業に秀でて僻地まで出向く教員は、ほとんどが宣教師でした。
キリスト教の布教と外国人駐在員のための教育ニーズが、インターナショナルスクールの始まりです。
セントメリーズ インターナショナルスクールや、聖ミカエル インターナショナルスクールなど「セント」や「聖」がついている学校が多くあります。
また、聖心インターナショナルスクール、清泉インターナショナルスクールなどキリスト教で有名な学校があります。
キリスト教の聖人の名前を由来とする校名からも、インターナショナルスクールの歴史とキリスト教の関係の深さがわかります。
東大より古いインターナショナルスクールの歴史
1872年に横浜にサン・モールインターナショナルスクールが開校していますが、東京帝国大学が1877年に創立されています。
インターナショナルスクールがいかに古くから、あったのか、を表すエピソードです。