インターナショナルスクールの中高生の生活とは?
インターナショナルスクールの中高生の放課後などの生活は「謎」に包まれています。
現実的には、日本の生徒と大きく変わりません。
スクール内のクラブ活動に参加している生徒がほとんどです。
編集部が実際にインター中高生に聞いたところアルバイトは、「家庭教師」「シッター(子守り)」「コンビニ」など一般的なアルバイトがほとんどです。
「家庭教師」や「シッター」は、スクール内の保護者から頼まれてることが多いようです。
「知り合いに頼まれて」がインターナショナルスクール中高生のポイントです。
インターナショナルスクールは、幼稚部から小中高と同じ敷地にあり、兄弟姉妹で通っていることも多く、中高生も小学生、幼稚園と交流があります。
そのためスクールは、家族的なコミュニティーになり、夏休みや土日に「家庭教師や子守」などお願いされることが多いのです。
ボランティアに積極的なインターナショナルスクールの生徒たち
インターナショナルスクールの中高生の特徴に、「ボランティア活動」があります。
スクールで開催されるサマースクールで子どもの面倒をみるボランティアから海岸をきれいにする清掃活動、海外ではカンボジアに学校を作ろう、など様々なボランティアに参加しています。
アプローチも寄附を集めるために、みんなでチャリティーマラソン大会やゴルフ大会など明るく楽しいイベントにしていくのが得意です。
ボランティアは、強制的ではなく、自分の学習や気付きの中から「このようなボランティアをしたい」と考えて参加する生徒が多いのが特徴です。
社会人になっても、東日本大震災のボランティアをずっと続けている卒業生もいます。
ボランティアが人生の一部、社会に貢献できる自分になっているのがインターナショナルスクール生の特徴といえます。
パーティーは?
インターナショナルスクール中高生のパーティーなどは、独特です。
OB.OGも手助けし、都心のレストランやクラブなどを使って開催されます。
パーティー文化も、インターナショナルスクール文化のひとつ。
正装で出席するパーティーもあれば、仲間内のカジュアルなパーティーもあります。
社会に出てから壁の花になるより、いかにパーティーでコミュニケーションができるのようになるか。
早くからパーティー文化に慣れることも世渡りでは必要なスキルといえます。
エスカレータ式の良さと大学受験
インターナショナルスクールの生徒がどこか「ゆったりとした」感じを持つのはなぜでしょうか?
その理由に幼稚部から高等部までエスカレーター式で、「受験」がないことが挙げられます。
しかし、大学受験となるとインターナショナルスクール生の行動は、一気に変わります。
なぜならば、学校の授業だけではなく、生活でもポイントを上げなければいけないからです。
・学校の成績
・ボランティア活動
・スポーツ活動
・エッセイ
・推薦状
さらに国際バカロレアのDPやケンブリッジ国際、SATやACTの試験に向かって点を上げていきます。
もちろん、普段の授業で提出を求められる課題も重要です。
結論からするとインターナショナルスクール中高生も日本と同じ受験勉強をしています。
ただ、遊ぶときの洗練された感じは、独自の文化があります。
例えば、東京アメリカン倶楽部のような会員制の場所で打ち上げをしたりします。
一見、セレブリティー感あふれるインターナショナルスクールの生徒の生活。
それは、一部、都市伝説であり、一部、事実です。
編集部が多くのインターナショナルスクール中高生を見てきて感じるのは、インターナショナルスクールに通わすご家庭は、厳しい家庭も多く、お小遣いは自分で稼ぐケースも多くあります。
家族旅行も、子どもはLCCで、親は、別便でビジネスクラスということも。
メリハリの効いた生活を送っているのがインターナショナルスクールの特徴といえます。