セレブ教育ハックは、著名人の子どもの教育をヒントとする連載です。
1回目は、英国王室のウィリアム王子、キャサリン妃がジョージ王子にモンテッソーリ教育を選んだ事例を紹介しましょう。
子どもの性格や素質は、さまざまです。
また育つ環境、家庭の教育理念によってもお子さんの未来は変わります。
広い選択肢から子どもに合う園や学校、習い事などを選びたいですね。
そこで子どもが輝く学びの選び方として、セレブリティーの子育ても参考にしながら、学びの選択肢を「セレブ教育ハック 」としてご紹介します。
1回目は、ウィリアム王子、キャサリン妃がジョージ王子に選んだ「モンテッソーリ教育」です。
ジョージ王子のモンテッソーリ
ジョージ王子は、英国王室の王位継承権の3位となり、チャールズ皇太子、ウィリアム王子に続きます。
そのため英国王室が、未来の王様にどのような教育をするのか。
ジョージ王子の最初の「学校選び」は、世間的に大きな注目を集めました。
誕生時からすべてにおいて注目を集めたジョージ王子が最初に通った教育機関は、Westacre Montessori School Nursery in Norfolk です。
ウィリアム王子、キャサリン妃は、ジョージ王子を2歳からモンテッソーリ教育を取り入れたWestacre Montessori Schoolに通い始めました。
ナーサリーは、日本の保育園の2歳児クラスをイメージすると分かりやすいですね。
ジョージ王子は、当時イギリスのノーフォークにあるAnmer Hall(エリザベス女王から結婚祝いに譲り受けた屋敷)に住んでいました。
ウィリアム王子、キャサリン妃は、ジョージ王子の最初の学校選びに家から近い、生徒数20人前後のアットホームなモンテッソーリ教育に取り組んでいるナーサリーを選びました。
公式インスタグラムでもモンテッソーリの用具がアップされています。
カラフルで、そして木の温もりが伝わってきます。
こうしてジョージ王子は、ウィリアム王子と二代続けてモンテッソーリ教育で学んだ王族となりました。
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育は、19世紀にイタリアの医者であり教育者であったマリア・モンテッソーリによって生み出された教育法です。
モンテッソーリ教育の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。
モンテッソーリ教育を理解するのに重要なポイントがあります。
それが、「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という前提に立ち、子どもには「自己教育力」があることです。
「大人が教える、子どもは教わる」従来の発想ではなく、「自己教育力」がキーポイントです。
ジョージ王子がアメリカを訪問した時の一枚の写真があります。
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当時のホワイトハウスでオバマ大統領と握手するジョージ王子の写真は、話題となりました。
実は、オバマ元大統領もモンテッソーリ教育を受けた一人。
この写真には、「自立し、他者への思いやり」というモンテッソーリ教育の理念も感じ取ることができます。
モンテッソーリ教育は、100年後の今も世界中でさらに発展しています。
その後、ジョージ王子は、Westacre Montessori School Nursery in Norfolkを卒園後、小学校はロンドンにあるThomas’s London Day Schools に進学しました。
「セレブ教育ハック」シリーズ 2回目に続きます。