ドルトン東京学園にできるSTEAM棟がもはやドラえもんの夢ポケット!2022年7月完成へ!
ドルトン東京学園は、アメリカ発の教育法「ドルトンプラン」を採用した共学の私立中高一貫校です。
2019年4月の開校と同時にITを活用し、深い学びが人気になっています。
そのドルトン東京学園が、STEAM棟の計画を発表!
STEAMを編集部なりに翻訳コンニャクで訳してみた。
その結果、ズバリ!「ドラえもんの夢ポケットが1棟丸ごと」できる。と翻訳された。
では、どこがドラえもんの夢ポケットだろうか。
1階に「クラフト・ラボラトリー」
2階に「ライブラリー」
3階を「サイエンス・ラボラトリー」
この構造こそドラえもんのポケットの中で「こんなものあったらいいな」を生み出す創造力と想像力と探究力のミルフィーユなのだ。
すなわち、自分でドラえもんのポケットに必要と思う物やことなどSTEAM棟で生み出す環境があるのだ。
ここで重要なのは、ドラえもんのポケットにある道具を使うだけではなく、必要と思うことや物をポケット内で生み出すこと。
きちんと書くならば、
STEAM棟は、「ドルトンプラン」の中核をなす「学びの設計、学びの 探究、学びの発表」の効果的なサイクルを生み出します。
ちなみにSTEAMとは、(Science, Technology, Engineering, Art and Mathematics) の頭文字をとったもの。
アメリカで、オバマ元大統領が子どもたちには、より良いSTEM教育が重要と演説しました。
今回、ドルトン東京学園が1棟丸ごと建築するSTEAM棟は、STEMにArtを入れたSTEAM棟なのも注目ポイント。
音楽家で関西万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子さんは、
このSTEAM棟、最高に面白い!内部でアート・サイエンス・テクノロジー・エンジニアリ ング・数学・・・が動的に交錯するだけでなく、環境構築や建物の仕組みそのものにも playful STEAMとSDGsのコアが溢れている
と上田信行著「プレイフルシンキング【決 定版】」(宣伝会議)で語っています。
今回の1棟丸ごとSTEAM棟で生徒は、どのようなことができるのでしょうか。
編集部は、早速、荒木校長にインタビュー!
編集部:1棟丸ごとSTEAM棟。ドラえもんの夢ポケットの中に生徒さんが入っていくと感じているのですが、先生からするとこの例えに補足をいただけないでしょうか?
荒木校長:夢ポケット!いいですね。ドラえもんの世界では、こんなものがあったらいいな、という様々な道具が出てきますが、ドルトン東京学園のSTEAM校舎では、あったらいいなをつくる場所になります。まさに「ないものはつくる」という、今までにない学びの場にしたいと思っています。
編集部:Artが入っていることからも、理系という考え方ではなくそれらが連携していると感じます。Artは、幅広く音楽や演技、ダンスなども含まれるのでしょうか。その場合、どのようにSTEAM棟を使っていくでしょうか。
荒木校長:Artですが、芸術にかかわる教室もSTEAM校舎には設置されますが、ドルトンのSTEAMにおける「A」は、Liberal Arts(教養)と考えています。音楽や演技、ダンスなどは、STEAM校舎に隣接する本館の音楽室や講堂もつかっていきたいですね。STEAM校舎は、それぞれの階の中央にセータースペースがあり、発表やパフォーマンスなどを行うことができます。
編集部:すでにSTEAM1棟が面白いのですが、さらにここが面白いよ!という点があったら教えてください。
荒木校長:ドルトン東京学園中等部・高等部の学びは校舎内にとどまりません。
キャンパスの4分の1を占める武蔵野の森では、国立環境学研究所の研究者とコラボレーションしたビオトープの設置や、生徒が新たに開墾した畑では安納芋の苗を500本育て、近隣の保育園園児に芋掘りをしてもらったりしました。
欧米の歴史のある学校では当たり前のように行われているSEL(Social Emotional Learning)により、全人教育を進めています。
森にはいつのまにかブランコやテーブルセットが設置され、豊かな時間を過ごすことができますよ。コロナが落ち着いたら、ぜひご来校ください。
荒木先生ありがとうございました。
自分で自然と探究したくなる、いくつものやる気スイッチがあるドルトン東京
理科が好きな「リケジョ」ではなく、科学者になる。
オタクじゃなくて、IT専門家になる。
アートが好きな子が、STEAMを通してアーティストになる。
STEAM棟は、ドラえもんのポケットにある「何かを生み出す力を育む」ことではないでしょうか。
なぜ「何かを生み出す力が子どもたちに必要なのか。
それは、不確実性が高い社会だから。
20年前、私たちはスマホもGoogleもFacebookもLineもSpotifyもありませんでした。
すなわち技術の進化と社会の変化がどのように進んでいくのか、私たちには、わかりません。
子どもが20歳になってからも社会は変化し続け、そこでどのようにコミットできるか、が生きていく力として必要です。
ドルトン東京学園のSTEAM棟を6年間、使い倒してゼロから何かを生み出し、作り出し、自分らしくなる力を身に着けること。
それが、変化し続ける社会で生きていく力ではないでしょうか。
お願いです!翻訳コンニャク、ドルトン東京学園のSTEAM棟で作ってください!
生徒さん、お願い!
HP:https://www.daltontokyo.ed.jp/
〒182-0004 東京都調布市入間町二丁目28番20
TEL 03-5787-7945(代表)
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