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連載8 インターナショナルスクールフェア 2021 開催レポート 午後の部

連載8 インターナショナルスクールフェア 2021 開催レポート 午後の部

17. Hakuba International School

白馬インターナショナルスクール

中・高

ポイント:地球の持続可能性を白馬から考える、20229月開校の中高一貫ボーディング

20229月開校の中高一貫のボーディングインターナショナルスクール。

長野県白馬村の豊かな大自然の中で、持続可能性をテーマにしたプロジェクト型学習を導入。グローバルな視座を持ち、白馬でアクション。地域社会を巻き込んだ実体験に基づく学びを通じ基礎学力を身に付け、さらに、世界課題へ応用する力を養います。

具体的には、7年生(中学1年)から10年生(高校1年)までの4年間は、持続可能性をテーマにしたプロジェクト型学習を通じて、自分たちで考え失敗しながら課題を解決する経験を重ねます。

教科を越えた学際的なアプローチで、知識や理論、スキルがどのように実際の世の中で役立つのかを体感します。11年生(高校2年)以降は、国際的な高校卒業資格を取得すべく、生徒の学びを深く掘り下げます(国際バカロレア認定を申請予定)。

日本屈指のリゾートエリアに開校する地の利を生かし、既存のペンションなどの宿泊施設を寮へと改装。

1期生は、ゼロカーボンの校舎をデザインするなど校舎建設プロジェクトにも関わります。アウトドア活動を通じ、自然の豊かさ・厳しさと対峙。

自然との共生、持続可能な社会をつくる必要性について身をもって体験。思春期を迎える中高生のボーディングとして、Social Emotional Leaning(社会情動的学習)をベースに、あらゆる場面で「自己認識」「自己管理」「社会的認識」「対人能力」「責任ある意思決定」を大切にし、ポジティブなコミュニティをサポートします。

一般財団法人 白馬インターナショナルスクール設立準備財団
住所:長野県北安曇郡白馬村神城27425−125
メール:info@hakuba-is.jp
HP:https://www.hakuba-is.jp/

18. Kinder Kids International School

   キンダーキッズインターナショナルスクール

ポイント:保・幼・小(インフィニティ国際学院初等部)、「日本の心と英語の力」を育む日本人のためのインター

ゼロ歳~年長に加え、2022年4月に初等部開校

日本に暮らす子どものためのインターナショナルスクールとして、2000年1月大阪で誕生。現在、国内23校、海外校(カナダ、ハワイ)で、ゼロ歳児~年長までの約3,500人が在籍しています。

「日本の心を英語の力」を育成することをモットーに、日本と外国の両方の文化に触れ、日本式教育の良い所を取り入れ「日本の心」を大事にしながら、しっかりと自分の意見を英語で伝える力を身に付ける教育が特徴。日本人の志向に会うオリジナルカリキュラム、オリジナル教材で英語4技能をバランスよく育成しています。

国内校と同じカリキュラムで取り組む海外校には、短期留学も可能(グローバルトランスファーシステム)。最大1ヵ月間、保育料の追加なく、現地の子供たちと共に学ぶことができます。

卒園後も英語力を保持する場として、グラッドクラブを運営。卒園した小学生~高校生を対象に、アフターやサタデースクールの形式で、高い英語力をキープすることができる仕掛けを用意。

大規模な学習センター、オンラインレッスンも提供。英検などの英語試験対策はもちろん高校から大学への進学サポートもしています。

20224月には、キンダーキッズの初等部としてインフィニティグローバルスクールが開校。インフィニティ国際学院の一員として、幼稚園から高校生までの一貫教育を実現します。

キンダーキッズインターナショナルスクール
HP:https://www.kinderkids.com/
Infinity Global School(インフィニティ国際学院初等部)
HP:https://www.infinity-gakuin.jp/

クロージングセッション 「インターナショナルスクールの今とこれから、ボーディングスクールに期待すること」

学校法人栗本学園理事長 栗本 博行氏
Edu JUMP編集長 村田 学

村田 インターナショナルフェア2021をお送りして参りました。今回を振り返って、いかがでしょたでしょうか。

栗本 日本にも、インターナショナルスクールが増えましたが、実は、明確な定義ってないのですよね。単に英語で授業する、というだけの時代はもう終わっていて、カリキュラムがどんな国際標準のフォーマットに従っているか、いうところを見極めるのが大事な時期になっていると思います。

村田 ボーディングスクールも増えてきましたが、どんなことに期待していますか?

栗本 私自身がボーディングで育ちました。ボーディングには、全人教育という表向きの目的の裏に、リーダー教育の意味も込められているのです。学生にしてみれば、自由に行動ができなくなり、決められたルールのもとに、決められた活動をしなきゃいけない。

やや窮屈な生活になるのですが、そういった生活には、家にはない規律が存在します。これが結構大事で。こういう社会生活で作り上げられていくルールの中で生活し、リーダーとしてのスキルを見出す。これが欧米で長年培われてきたリーダー教育の手法の一つだと思います。

村田 インターナショナルスクールは、だいぶ認知されるようになりましたが、ボーディングスクールはどうでしょうか。

栗本 ボーイングスクールは、外から見て本質を理解するっていうのは難しいと思います。ボーイングスクールの卒業生が国内にも増えてく20年後くらいに、本当に日本に根付くものだと思います。

これまでの教育は、カリキュラムをこなすことが求められてきましたが、探究型の学びを追求しようとすると、9‐5時の教育だけではカバーしきれない部分が必ず出てきます。

授業の前後、そのすべてが学びであって。ボーディングなら、それを生活の一貫して友人や教員と共に学べるのがいいんですね。

この20年間が、ボーリングスクールを運営する学校とってみれば、チャレンジであると思います。教育機関というのは、それぞれスクールカラーというカルチャーがあって。学校側は、それをきっちり定めて、作り上げていく責任があり、そして学生・保護者側はそれが、本物かどうかを見極める力が必要になってくると思います。

村田 本日は、長い時間ありがとうございました。名古屋商科大学東京キャンパスからお送りしました。

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